周りをやる気にさせる!アクションを促す言動と具体例x2

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子供に勉強をがんばってほしい。チームメンバーにもっと本気で練習してほしい。部下や同僚にプロジェクトをがんばってほしい。自分1人がやる気を持っていてもどうにもならない状況って結構ありますよね。

勉強するよう頭ごなしに言っても、「一丸となって」などと聞こえのいい言葉を使っても周りはそう簡単にやる気になってくれません。他人にアクションを起こさせるには条件と接し方があります。

そこでこの記事では相手をやる気にさせるコミュニケーションの仕方をわかりやすく解説し、その方法を2つの場面に当てはめて具体的な例を紹介していきます。

1.相手をやる気にさせる5ステップ

「がんばって」「がんばろう」「がんばれ」どう言っても、本当にそう思っていなければ、それが薄っぺらい上部だけのセリフだということは子供ですら見抜けます。

他人をやる気にさせるということは、相手の人生に変化をもたらすことと同じです。相応の決意を持って働きかけましょう。

逆に言うと、相応の決意さえあれば、相手はあなたの言葉や姿勢に必ず応えてくれます。ここではまず、周りをやる気にさせるために必要なマインドセットを覚えておきましょう。

1-1.できると信じている

一番大事なことが、やる気にさせようと思っている相手が「やればできる」ことをあなたが信じていることです。

当たり前のことだと思うでしょうが、これができていないとこの時点でさっそく試合終了お疲れ様ですので、ご自分の胸にしっかり聞いてみてください。

その結果、もしも「ああ、相手を信じてあげられていない」と感じたら、以下のことを行ってみましょう。

  1. 相手にやらせたい・やってもらいたいと期待していることが非現実的ではないか考える
  2. 非現実的だと判断したら、期待値を下げるか、求めるものを変更する

「やればできる」は、根性論です。時間やお金が無限にあれば当然なんでもできます。でも現実は、時間やお金が制限された世界です。だから「やればできる」は「現状の条件ならやれば必ずできる」と略さずに、心の中で唱えましょう。

そうすればやる気にさせたい相手に向けるあなたの言葉は説得力を帯び始めます。気合いだけじゃダメですよ

1-2.「なぜ」を伝える

アクションを起こすやる気がないということは、やるべきことの意義が理解できていないということです。そもそも本当に意義がないアクションだとしたら論外ですが、世の中に存在する仕事や取り組みは大抵なんらかの意義があります。

が、ほとんどの場合当事者にはきちんと伝えられていません。体育の授業で「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と思ったことはありませんか?やる気がない人はまさにこの状態です。

でもこれはやる気が出ない人のせいではなくて、体育教師が以下のようにきちんと意義を説明しないからです。

「これからみんなでマラソンをします。はい、えーーと言う反応は先生完全に予知していました。マラソンはぶっちゃけきついです。完走できない人もきっといるでしょう。

でも今日、一度、自分のできるところまで挑戦してみてください。そして走っている間、こう思ってください。これはつらい状況に自分が何回『あともうちょっとがんばろう』と思えるかの挑戦です。

よかったら、何度そう思ったか数えてみてください。

もしこのつらいマラソンで何回も『あともうちょっとがんばろう』と思えたら、将来自分の好きなことが見つかった時、『大嫌いなマラソンで何度もあとちょっとがんばったんだから、好きなことがつらくてもなんともない』、必ずそう思えます。

自分が今できるところまででいいので、がんばってみてください。よーい。スタート」

“相手に逆の発想を。「リフレーミング」”

コップの水はあと半分しかない・コップの水はまだ半分もある。状況は変わらないものの、プラス思考に考えられるように見方を変えることを「リフレーミング」といいます。人をやる気にさせるためには避けては通れない話術です。

「いやいや状況はなにも変わってないんだからそんなことしても意味ないし」とか思っていませんか?状況が変わらないのなら、マイナスに捉えるよりプラスに捉えた方が得ですよね。

どんなチャンスもピンチになり得ますし、どんなピンチもチャンスになり得ます。相手を説得する上でリフレーミングがいかに重要かお伝えするために、いくつか例をご紹介します。

  • あなたが会社として新しいことに挑戦しようと提案した時に、上司が「やったことないんだからそういうことは危険だからやめとこう」などと消極的な姿勢を見せたとします。リフレーミングして説得するには:「やったことないからこそやってみるべきなのではないでしょうか。逆に同じことを続けていてずっと同じ売り上げを保てると思うほうが危険だと思いますが、いかがでしょう?」
  • 自分が働いているお店のアルバイトの学生が「仕事がきつすぎて辞めたい」などと弱気になっているとします。リフレーミングして説得するには:「アルバイトはずっとやるわけじゃないんだから、きつさの中に楽しみを見つける練習だと思ってやってみればいいんじゃないかな。社会に出たらこれと同じくらいかもっときつい仕事が多いから、ここで楽しみを見つけるコツがつかめれば、怖いものはないよ」

「なぜ」を伝えるのがなぜ大事なのかわかりましたね?あなたが他人に起こさせようとしているアクションの意義をよく考えて、上記のように言語化してみましょう。

1-3.自分のやり方を押し付けず、選択肢を提案する

体育教師の話を例に出したので、このままあなたが体育教師だとして話を進めましょう。あなたがどんなに体育が好きで得意でも、あなたの生徒はあなたではありません。

運動能力も好き嫌いもまちまちです。あなたが過去に跳び箱を飛べるようになったやり方はあなたの生徒たちにとって最適なやり方であると決めつけるのは危険です。

でも全員に跳び箱を5段飛んでほしいと思っているとします。放っておいてもすぐに5段飛べるようになる子もいれば、どうしても跳び箱に座っちゃう子や怖くてそもそも飛べない子もいます。

そんな中、「跳び箱はこうやって飛ぶんだよ」とお手本を見せたからと言って、全員飛べるようになるでしょうか?

飛べない理由は以下のように複数あるわけですから、「わたしはこうやって飛べるようになった」からと言って、それを押し付けても全員ができるようにはなりません。

“飛び箱を飛べない理由”

  • コツがつかめていない
  • 自分の身体能力に自信がない
  • みんなの前で失敗するのが恥ずかしい 等

とはいえどの子がどの理由で飛べないのかは超能力者ではないのでわかりません。こちらの印象で決めつけるのも危険です。ということで目標達成に近づくための方法をいくつか考え、提案し、相手に選んでもらう方法を取ります。

「まず3段から飛んでみて、できたら一段ずつ足してみようか?それとも、今からみんなにコツを説明するけど、あとでこっそり先生と端っこで練習してみようか?」

相手は直感的に今の自分ができそうと思う選択肢を選ぶでしょう。

7-1

これでひとまず、アクションを起こさせることができるでしょう。もしどの選択肢も嫌がるとしたら、それはあなたの想定外の理由により飛べないということです。相手の反応を受けて、選択肢や期待値もきちんと調整しましょう。

1-4.相手を全力でサポートする

相手がどの選択肢を選んだとしても「必ず跳び箱ができるまで全力でサポートするからね」という姿勢を行動で示しましょう。

「調子はどう?」などと適度に様子を確認しに行き、その都度アドバイスをしたりトレーニングを一緒に行うと、相手は気にかけてもらっていると感じてモチベーションにつながります。また、「失敗してもきっとサポートしてくれる」という思いから、失敗を恐れなくなってくれます。

そしてアクションを起こさせたら目標達成ではありません。目標達成がどのような状態かより明確に理解しているあなたが、相手の進捗度や方向性などをチェックしてあげるべきです。

3段の跳び箱を片手で飛ぶ練習をし始めて目標達成への道筋から逸れてしまったら「まずは普通に5段飛べるようになろう!」と軌道修正してあげましょう。

もう次のステップに進めるなと思ったら、「3段は簡単そうだからそろそろ4段に挑戦してみようか」と背中を押してあげましょう。

1-5.相手を観察し、フィードバックする

最後のステップです。やる気が持続するには、常に「この方向で間違っていない」という意識を持っていることが大事です。とはいえ、やったことがないアクションを促しているでしょうから、不安はどうしてもつきまといます。

だから、うまく出来ているか定期的にフィードバック(より良い結果へ導くために良かった点や悪かった点を指摘し、アドバイスをすること)することが大事です。

言い方に注意する必要はありますが、出来ていないことがあればきちんと伝えましょう。

そうしないと、悪いところが改善されないので、いつまでたっても目標達成ができなかったり、アクションを起こしている本人も次第に「この方向性でいいんだろうか」と疑心暗鬼になってしまいます。

全力でサポートする姿勢を見せたアクションを促した当初の誠実さはそのままに、正直に自分が観察して思ったことを伝えましょう。




2.相手をやる気にさせるコミュニケーション例

2-1.子供に勉強をやる気にさせる

例として、高校生になって、勉強もせずにゲームばかりしている息子がいるとします。成績は学年で下から二番目です。一番下の子は不登校の子なので実質息子が勉強のできなさNumber 1です。

このままでは大学受験はおろか卒業も危ういのは目に見えています。

以前から勉強を真面目にするように言ってきましたが、息子は「そのうち本気出すから大丈夫。おれやればできる子だから。ほら今だってこの巨大なモンスターを1人で倒s」などと言って逃れてきました。彼をやる気にさせるにはどうすればよいのでしょう?

 

できると信じていることを確認する

あなたはこう考えています:「ゲームが好きで得意な息子は、のめり込むと極めるまで突き詰めることは分かっています。だからのめり込む対象が勉強にさえなれば、きっと大学受験も突破できるくらいがんばれるはず」

 

「なぜ」を伝える

あなたは息子にこう伝えます:「息子よ。ロールプレイングゲームは好きか」

息子はこう答えます:「うん、大好きだよ。友達の誰よりも早く先に進んで強くなってみんなを助けてあげるのが好きなんだ」

あなた:「そうか。人を助けることで喜びを感じるとは良い心がけだ。なぜなら人生もロールプレイングゲームのようなものだからだ。前に進んで、人を助ける。そうすることで強くなり、またより多くの人を助ける。それが最も崇高なゲーマーの姿だ。

ところでゲームの最初にはゲームのルールや遊び方を覚えるためのチュートリアルモードがあるものだが、そのチュートリアルすらクリアできない者を『ゲーマー』と呼ぶことはできると思うか?」

息子:「いやチュートリアルをクリアできなかったらそうとうダサいでしょう。」

あなた:「そうだ、極めてダサい。いいか、よく聞け。人生の中で学校はただのチュートリアルモードだ。高校で留年するということはチュートリアルのくそ弱いボスを倒せないのと同じだ。

お前は今、順調にそのくそダサい道を突き進んでいる。断言しよう。このまま行くと、お前はロールプレイングゲームの最初の村からすら出られない」

息子:「!!そんなこt」

あなた:「断言しよう。お前は最初の村で冒険に出るための装備を整えるという基本的なことすらやり方がわからないくそダサい冒険者だ。そんなやつがゲーマーを名乗るとは笑止千万!!!!!!!」

息子:「くっ・・・!」

あなた:「いいか!ゲームでレベル上げをしてボスを倒しさらに強い敵に挑むこと、そして勉強して受験に合格し、人生を前に進め社会に出ることは全く同じことだ。

だが受験に合格するために勉強するのではない。誰よりも前に進み弱者を助ける『ゲーマー』という生き様を貫くために勉強するのだ。それができずしてゲーマーを名乗るなぞ片腹痛い!!!!

ゲーマーを名乗るのなら大学受験なんて中ボス程度の雑魚は捻り潰してやれ!!!!

 

自分のやり方を押し付けず、選択肢を提案する

あなたは息子にこう伝えます:「お父さんは学生の頃は家庭教師がいて、高校三年から毎日1日5時間勉強した。だが今はもっと効率のいい勉強の仕方があるかもしれない。

塾に行って勉強法や目標設定などのアドバイスを受けてみるのもいいと思うが、どうする」

息子:「正直勉強の仕方がわからないから、塾に行ってみたい」

あなた:「それがよかろう。お前は受験勉強をしたことがないのだから、全く新しいジャンルのゲームを遊ぶのと同じことだ。最初は素直にベテランに教わるのがいいだろう」

 

相手を全力でサポートする

あなたは息子にこう伝えます:「お父さんは仕事で帰りは夜遅いし、大学受験レベルの勉強を教えることはできない。だががんばって仕事をして、塾代を捻出する。

お前が塾に行き続けられるように、お前が合格するまでビールを買うのも止める」

息子:「あんなに毎日飲んでいるのに・・・!?」

 

相手を観察し、フィードバックする

がんばって毎晩勉強する息子を見て、あなたは彼にこう伝えます:「ものすごい勢いで勉強、いや、レベル上げをしているな。しかしゲームと同じで、レベル上げにばかり没頭していると気づいたらレベル上げが目的になってしまうこともある。

腕試しと息抜きも時には必要だ。今度の模擬試験を受けてみるんだ。そこでお前の今の実力がどのくらいか確認しろ。そしてその後、この小遣いを持って服を買うなり遊園地に遊びに行くなり、1日だけ好きにしろ」パァンッ(茶封筒を机に叩きつける音)

息子:「え・・・いいの?」

あなた:「ビールを1ヶ月止めただけでも・・・結構貯まるもんだな」

 

受験勉強をしろという課題だけ丸投げしてしまうと、日々の過ごし方をガラッと変えなければならないわけですから、子供は少なからず理不尽さを感じてしまうでしょう。親としてできることはあまりないかもしれません。

でも子供一人で乗り越えるのではないことを感じてもらえるように、自分がどのようにサポートするのか最初に明確にし、その後も気にかけていることを定期的にわかりやすく示しましょう。

自分が誰かの思いを背負っていて、なおかつ支えられていることを感じてもらえれば、相手はきっとアクションを起こしてくれます。

 

2-2.部下や同僚にプロジェクトをやる気にさせる

もうひとつ例として、仕事がそこそこできるちょっと軽い感じの後輩に、これまで自分が担当してきた業務、たとえば社員研修を任せてみたいと思っているとします。人に教える立場になってもらうことでもっとシャキっと頼もしい感じになってもらうのが狙いです。

後輩に話を持ちかけてみたものの、彼は自信がなさそうです。

「自分に人になにかを教えるなんて無理っすよ。やったことないですし、オレこんなっすよ。こんなパーリィピーポーの話なんて聞いてくれるんすかね」などと言っています。彼をやる気にさせるにはどうすれば良いのでしょう?

 

できると信じていることを確認する

あなたはこう考えています:「後輩くんはたしかにパーリィなピーポーであるが、それと仕事の出来不出来は関係ない。逆にパーリィなピーポーであるがために、人を楽しませようという思いは誰よりも強いと感じる。

彼が社員研修を行ったら、きっと研修生たちも楽しく取り組めるのではないだろうか。きっとパーリィとは縁遠い自分より向いている」

 

「なぜ」を伝える

あなたは後輩くんにこう伝えます:「たしかに君は連日連夜パーリナイを貪るダンスフロアの守護精霊だ。

だがだからこそ君にやってもらいたい。社員研修という言葉を聞いてどんな印象を受ける?硬そうだろう。つまらなそうだろう。ずっと起きていられるかなーとかまず考えてしまうだろう。

仕事は楽しくあるべきだ。だとしたら、社員研修も楽しくなければならない。社員には前向きに『あの研修を受けるのが楽しみ』と思ってもらいたい。

君は人を楽しませるのが得意だし、楽しませるのを自分の使命だと思っているところがあると思う。この仕事は、パーリィを知り尽くしたそなたにしかできないことだと、私は思っている」

 

自分の今までのやり方を押し付けず、選択肢を提案する

あなたは後輩くんにこう伝えます:「私は研修内容には自信がある。だが伝え方や研修の進め方は君のほうがいいアイディアを持っているかもしれない。

私の今までやってきた流れを教えることもできるが、内容だけ教えて進め方は自分で考えるというのも手だ。今の段階では、どちらの方がやりやすそうと感じる?守護精霊よ

後輩くんはこう答えます:「守護精霊的にはまず先輩の研修という名のパーリィがどんなか見てみたいっす」

あなたは彼の要望にこう答えます:「よかろう。次の研修にそなたも降臨するがいい。我が生き様、とくと目に焼き付けよ!」

後輩くん:「パーリィ!

 

相手を全力でサポートする

研修を行っているところを後輩くんに見せた後、あなたはこう問いかけます:「どうだ、できそうか」

なにを求められているのか理解度が深まった後輩くんはこう答えます:「流れはつかめました。やってみないとわかんないっすけど」

あなたは彼の背中を押します:「重要な点をきちんと押さえてさえいればあとはそなたの好きにするがいい。

一発目で大成功を収める必要はない。なんでもまずは試行錯誤だ。失敗しても構わん。そのために私がついている。行け!そなたはダンスフロアの守護精霊だ!

後輩くん:「パーーーーーリィィィィ!!!!

 

相手を観察し、フィードバックする

後輩くんの晴れ舞台を見て、あなたは彼にこう伝えます:「こたびの研修、初陣ながら、見事であった。研修生はみんな終始笑顔で、ためになっただけではなく、きっと『この会社に来てよかった』と思ってくれていることと思う。」

後輩くん:「ありがたきパーリィ!

そしてあなたは課題もきちんとフィードバックします:「ただひとつ次回に向けての課題は、タイムマネジメントだ。研修時間を20分もオーバーしてしまった。

研修生たちは全く気にしていないが、時間制限を守る能力も身につけることができれば、そなたはもう、神だ。研修という名のパーリィの森羅万象を司るゴッド・オブ・パーリィだぁ!!!

後輩くん:「パーリナァァァァァァァァァァァァァァァイ!!!!!

 

はい、ということで相手をやる気にさせることでアクションを促す方法、お分かりいただけたでしょうか。最初はうまくいかなくてもいいんです。なかなかうまく行かないから、周りをやる気にさせることをあきらめてしまう人がほとんどです。

だからこそ、何度失敗してもあきらめずにどうやったら相手の琴線に触れることができるのか試行錯誤を続けていけば、あなたはあなたのコミュニティーの中で特別な存在になっていきます。

あなたの熱心さはきっと周りに伝わり、周りはやる気に満ちていくはずです。あなたならできます、必ず。





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