レディーボーデンシュガーコーンを熱く語る3000文字

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レディーボーデンのシュガーコーンというアイスを食べたことはありますか?

ワタシはアメリカのレディーボーデンブランドにも日本での販売元のロッテにも何の恩もありませんが、これだけは言えます。

上品さの中にハンパないウマさ!!!!

初めて食べてみた時(というかあまりの美味しさに初日で2本食べましたが)、なんか哲学すら感じるほどの精巧な作りに感動し、長年企業ブロガーとして執筆して来た経験から「このアイスについて語ったら3000字くらい行くんじゃないか」と思い立ち、レディーボーデンの深さに対する自分の理解を試すために筆を取った次第です。

1. 最後まで抜け目ない・・・!!味の造形

「カスタマージャーニー」という言葉をご存知でしょうか。たとえばお客さんがお店の看板やショーウィンドウを見て、店に入店して、店の中を一通り見て、気に入った商品を見つけ、お会計をして店から出るまでの一連の体験を表します。

一つ一つのポイントでお客さんが良い印象を持つように工夫を凝らすことで、売上や顧客満足度が上がるので、カスタマージャーニーを重要視する企業が多いのです。

レディーボーデンのシュガーコーンはまさに、このカスタマージャーニーを良質な形で計画し、一本のアイスという小さな世界において体現していると断言します。

たいていのお店はショーウィンドウはきらびやかで商品自体は魅力的ですが「店員の接客態度が・・・」とか、「お会計が混雑しすぎで・・・」などといった、どこか至らない点があるものです。しかしレディーボーデンさんはそんなケアレス・ミスはしません!!

以下の図をご覧ください。こちらの図を見ながら、レディーボーデンシュガーコーンの素晴らしさを証明したいと思います。

1-1. 全体像 – はじまりから終わりまで

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食べ始めはよほどのアウトローでない限り、てっぺんからですよね。鮮やかな黄色の濃いバニラの中心からまるで源泉から湧き出たかのようなチョコレートの川は十字にわかれ、穏やかに表面をつたい、パリパリのコーンの内側へと流れていきます。

チョコレートの河はコーン外殻と、その内部に隙間なく埋められたバニラアイスの地層の間をまんべんなく満たしていき、重力に逆らうことなくごく自然に円すいの先端に向かい、最後に一点で交わります。

軽すぎず重すぎず、あっさりしすぎずしつこすぎない、まさに計算され尽くした味はいつまでも、いくらでも食べ進められてしまいそうな気にさえさせます。

もしもコーンが円すい形をしておらず、先端での終結感が十分に演出されていなかったとしたら、やめ時がわからず2本、3本と際限なく食べてしまいそうです。

1-2. チョコレートコーティングに表れる美学

シュガーコーンの内側は程よい厚みのチョコレートによって均一にコーティングされています。実は一般的なアイスクリームコーン系商品にも、こう言ったチョココーティングは施されています。でもレディーボーデン、いや、レディーボーデン提督は一味違います。

こちらの比較図をご覧ください。

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一般的なアイスクリームコーンのチョココーティング(左)にはムラがあるのです。薄いところと厚いところが無造作に混在しているのがわかると思います。

作り手が意図しない不揃いがいけないわけではありません。焼きそばの麺のソースの絡み具合にムラがあるのも、たこ焼きのタコが大きかったり小さかったりするのも、また、一興です。特にB級グルメはたいてい、一つの味をただひたすらガツガツ貪るものであるため、そういった味や食感の予期せぬ変化は歓迎すべきです。

レディーボーデン提督、いや、レディーボーデン総帥の方(右)を見ると、チョコレートコーティングの厚さがピシッと均一であることがわかります。

これが何を表すかと言うと、ボーデン総帥が目指すところはB級グルメの地位ではなく、一級品の地位であると言うことなのです。

熟練の寿司職人が握るシャリの具合が均一であるように、A5ランクの牛肉にまんべんなく霜が降っているように、ボーデン総帥は最初のひと口から最後のひとかじりまで、高品質を約束してくれているのです。

B級グルメをはストレスを解消するためのウマイもの。一級品は自分にご褒美をあげるための美味しいもの。ボーデン総帥は紛れもなく、後者です。




1-3. 主張しすぎないのに確かな存在感のバニラアイス

シュガーコーンのアイスに限らず、パフェやケーキなどの組み合わせ系のデザートの多くは具材の味と量のバランスを楽しむ作りになっています。

個々の具材は多すぎず少なすぎず、アクも強すぎず影も薄すぎずの絶妙な按梅で調理・盛り付けされているべきです。

しかし実際に量販店で販売されているデザートは最良のバランスのものばかりではありません。たとえばパフェの中には生クリームが多すぎたりするもの、カップアイスの中には同じ味がしつこく続いたりするものがあったりして、無理して完食すると少し気分が悪くなり、「これはもうしばらく食べなくてもいいかな」と思ってしまったことはありませんか?

ボーデン総帥、いや、ボーデン閣下に限ってそんなことは起こり得ません。

ボーデン閣下のバニラアイスは日本食におけるお米がおかずの美味しさを増幅させるように、主役であるにも関わらずチョコやコーンの味と食感を引き立てる役割を勤め上げる奥ゆかしさと、さらにブランド米のように全体の味に静かに、されど確かに貢献する存在感を併せ持ちます。

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普段、茶碗に盛られたご飯とおかずの分量を確かめ、最後の一口までご飯が不足したり残りすぎたりしないように調節しつつ食べる方もいらっしゃると思います。ワタシのように。でもそういった気遣いはボーデン閣下に対しては必要ありません。かの御仁のバニラアイスは最下層まで本当に隙間なくコーンの中を満たしているのです。

何も考えずに、ただ甘さを求める本能に従って食べていても、どの角度からどのように頬張ったとしても、確実に適量のアイスが適量のコーンとチョコと共に供給されます。

他のアイスクリームコーンでは最後の方はコーンだけがやたら残ってしまうことがあり、アイスを食べているはずなのに最後に口にする味が純然たるコーン・・・そのがっかり感は、例えるなら大好きなアーティストのライブの最後の最後のアンコールが練習不足のグダグダ演奏だった時のようではないでしょうか。

ボーデン閣下は決して、そんな二流のアーティストではないのです。食べ終わった頃には、「これはもうしばらく食べなくてもいいかな」ではなく、「こんなごちそうを毎日食べていたらバチが当たる。またがんばった日のために取っておこう」と、思っているに違いありません。

2. 唯一の欠点:流通

レディーボーデンは残念ながら、多くの場合、スーパーのアイスクリームコーナーにひっそりと置かれていて、他所で目にすることができるのは稀です。しかもアマゾンだと以下のように8袋単位でしか売っていません(2016年12月現在)。

普通に考えて、はたして冷凍庫に8袋(合計32本分)が入るスペースがあるのだろうか・・・?まあ、ワタシの場合はボーデン閣下への病的な愛がスペースの心配をかき消しましたが

この大いなる流通の問題を解決する力はワタシにはありません。そこで、考え方を変えることにしました。

レディーボーデン様はどのコンビニでもいつでも見つけられるような手軽な女性ではない。美味しさ、つまり女性でいう美と教養をここまで突き詰めて磨いていらっしゃるボーデン様に敬意を表し、その努力の結晶の恩恵に預かるためには、たとえどんな遠路であろうとこちらから迎えに行って差し上げるのが礼儀ではないかと。

アマゾンで注文する場合は総勢32名のボーデン閣下御一行を迎賓するために冷凍庫という名の客室をゆったりくつろげる空間に整えて差し上げるべきではないかと。

言い過ぎですね。

でも、アイスから満足度を得るにあたってのコストパフォーマンスではワタシの中のナンバーワンです、レディーボーデンシュガーコーン。




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