解釈とは&類義・対義語、使用例 – ポップな国語シリーズ

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解釈(かいしゃく)とは: 目にした・耳にした情報から自分なりの理解を見出すこと

解釈の類義語

  • 読み取る
  • 受け取る
  • 捉える
  • 察する
  • 見方
  • 所見
  • 捉え方

解釈の対義語

  • 誤解(する)
  • 取り違え(る)- 間違って理解すること
  • 履き違え(る) – ふたつのことの意味を取り違えること
  • 曲解(する) – 他人が言ったことなどを素直に受け取らず、わざと違った解釈をすること
  • 早合点(する) – 十分に理解していないのにわかったつもりになること

“「解釈」の意味がわかる例文と適切な使用例”

1.人生は解釈次第でつらくもあり、楽しくもある

2.「解釈」を使ったその他の例文

今回は学園の生徒会長のとある一日を見ながら「解釈」の適切な使い方を学んでいきましょう。




1. 人生は解釈次第でつらくもあり、楽しくもある

生徒会長のイサオ君は緊張していた。つい昨日、校長が「今度の卒業式、生徒会長からも卒業生たちに向けたスピーチをお願いしよう!」と、思いつきでイサオ君に人生の試練を課した。
「イサオ君の言葉で全校生徒に涙をちょいっと、プリッとプルッと流してもらえばいいだけだから!」

自分の卒業式でもあるのになぜここまで不安な気持ちにならなければならないのかわからなかった。しかしイサオ君は校長への殺意を心の奥に押し込め、3日後に迫った卒業式での自分のスピーチについて考え始めた。

「生徒会長として、卒業するみんなにどういうメッセージを持ち帰ってもらいたいだろう」

その答えを探りながら、イサオ君は学生生活を振り返った。

中高一貫のこの学校では、正直つらいことが多かった。中学の頃は体が小さかったから、スポーツで勝てたためしがなかったし、軽くいじめられもした。告白した女の子に背が低いという理由でフラれた。

でも高校に入って世界は一変した。背が急に伸びて、みんなよりちょっと高いくらいになった。

すると全てが上手くいくようになった。どのスポーツでも平均以上の活躍ができたし、女子と話す機会も多くなった。いじめもなくなった。

でも今思えば、高校生活が楽しくなったのは、背が高くなったおかげではない。背が低かった頃、色々なことが上手く行かなくて悔しがっていた。だからチビなりに活躍できるようにサッカーや野球の練習をたくさんした。スポーツで勝てないならせめて勉強で目立とうと思い、3年間、毎日2時間ずつその日の授業内容を復習した。女子にモテたくておしゃれにも気を遣った。

そして背が高くなって気が付いた。悔しさに任せて努力を続けていたら、人並み以上の能力がいつの間にか身に付いていた。しかも自分がそれまで弱かったので、弱者の気持ちがわかる。そして唯一足りなかった背が伸びたから目立つようになった。背が最初から高かったらここまで努力しなかったかもしれない。なんという幸運だろう。

つらいことは成長するためのチャンスだ。そう解釈できるようになってからだ、学生生活が毎日楽しくなったのは。そうやって生きてきたら、生徒会長に推薦されるほど周りから人望を集めていた。

卒業式のスピーチで自分がみんなに伝えたいことは、これだ。「ものの見方一つで、人生は楽しくなるはず」

卒業証書が3年生全員に受け渡され、彼らはこの学園の卒業生となった。

閉会の時間が近づき、校長が登壇する。

校長: 「今年は少し趣向を変えて、みなさんにお別れの言葉を贈りたいと思います。校長が話すとなんでもいい話になっちゃってみなさんの卒業証書が涙でぐしゃぐしゃになってしまうので、校長ほどのカリスマではないにせよそこそこいい話をしそうな生徒会長から終わりの言葉を頂戴したいと思います」

校長が演壇から少し後ろに下り、僕はみんなの前に立った。こんなに大勢の前で喋るなんて今までやったことなかったが、不思議と緊張はしなかった。たくさん練習したし、なにより、このスピーチをやりきった時、自分はまた大きく成長できると確信していたからだ。

イサオ君: 「みなさん、卒業おめでとうございます。みなさん中学生の頃と顔はあまり変わっていないのに、なんだかたくましく見えます。でも毎日顔を合わせていた同級生たちが明日から散り散りになると思うと、正直僕は、寂しいです」

校長(小声):  「いい出だしだぞイサオ君!私の若い頃を見ているかn」

イサオ君: 「でも高校生活最後の今日、この場で何を話すべきか考えた時に、やはり過去を懐かしんでばかりいるのではなく、未来のことを話すべきだと思いました」

校長(小声):  「その通りだイサオ君!私のような立派な大人を目指すようみなさんにビシッと言っt」

イサオ君: 「僕たちはこの先、大人になっていきます。大人の世界にはきっと楽しいこともたくさんあるけど、学生の僕らなんかよりもっとつらいことがたくさんあると思います」

校長(小声):  「そうだイサオ君!今こそ私というザ・大人を志すようビシッと言っt」

イサオ君: 「大人を見ていればわかるけど、世の中つらいことだらけだ!校長の頭を見て!焼け野原じゃないか!焼きそばの上に乗ってるカツオブシが四方八方に散乱したような頭じゃないか!発毛技術が発達した現代においてもこれはもう取り返しがつかないだろう!終末という言葉こそふさわしい!!

校長(小声): 「校長今まさにつらい!校長今まさにつらいよイサオ君!校長つらいなう!」

イサオ君: 「でも校長は生きている!全女子生徒に陰で『ちりめんじゃこ』とか『散り際』とか略して『チリメン』とか呼ばれても自殺なんてしない!僕はこのハゲ散らかしの化身を見て、人間は苦難に見舞われてもあきらめずに生きていける強い生物だというメッセージだと解釈する!」

校長(小声): 「今かなり死にたくなったよイサオ君!!」

イサオ君: 「僕がこの学園で学んだことは、世の中は自分の解釈次第で地獄にも遊びにもなるということです。テストで悪い点を取ったらそれを悲劇とは思わないで、『勉強の仕方を変えないといけない』というアドバイスと解釈する!試合に負けたら、それは実力不足が原因なのではなく、努力不足が原因なんだと解釈する!すると新しいスタート地点に立つことができます。難しいテレビゲームに挑む時と同じです。クリアの仕方を自分で考えて、考えたことを試して、失敗して、また考えて、挑戦する。失敗はゲームオーバーじゃなくて、スタートオーバー(やり直し)だと解釈すれば、楽しいことだらけです!ここを卒業して大人になった後も、きっとこの繰り返しなんだと思います!」

校長(小声): 「そうなんだよイサオ君!校長はもう3年もあきらめずにお気に入りのキャバ嬢に猛アタックを続k」

イサオ君: 「みなさん!!僕たちはこれまで、こんなに成長することができました。この先も必ず成長を続けることができます。たとえ髪が抜け落ちても!たとえ頭皮が露わになっても!たとえ森林が伐採されても!!たとえ砂漠化が進んでも!!!たとえ地平線が現れても!!!!つらいことは成長のチャンスです!みんなこれから、そのチャンスを掴みに旅立つぞ!!!!!」

卒業生たち: 「オオーーーー!!!」

 

卒業式が終わり、みんなが体育館の外でお互いの別れを惜しむ間、清掃員が壇上の一角に溜まっていた校長の涙を拭き取っていた。


物事の意味を自分なりに理解することを解釈すると言いますが、物事の捉え方次第で解釈は複数あり得ます。

 

例文: 人生は解釈次第でつらくもあり、楽しくもある。




2. 「解釈」を使ったその他の例文

  • 太郎君は憧れのしおりちゃんが普段全く目を合わせてくれないことを「自分に気があるから照れているんだ」と、ポジティブに解釈した。
  • 失敗した時に前向きな気持ちを取り戻したいなら、その失敗はジャンプするために脚を曲げて一旦姿勢を低くしているのと同じだと解釈すればいい。
  • 国によって歴史的事件の解釈は異なる。日本は敗北を意味する終戦の日を悲しみの日と解釈し、韓国は植民地支配からの解放を意味する終戦の日を喜びの日と解釈するが、お互いの立場を考えると解釈の違いは仕方のないことだ。




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