なりたい自分がわからないなら、変身ヒーローになれ

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アルバイトをしたり、会社に勤めたりしていると、つらいこともありますよね。つらいことがしばらく続き、「自分がしたい仕事はこんな感じじゃない」と思って、仕事を辞めたことはありませんか?

将来自分がなりたい姿をはっきりイメージできている人はそうそういません。自分が何者になりたいかわかるまでは、生きるために、あまり好きでもない仕事をしなければならないこともあります。

ただ、もし将来、自分の理想を明確にして、なおかつその理想を叶えたいのだとしたら、その好きでもない仕事にあえて全力で取り組むことをお勧めします。そうすることで、逆になりたい自分に一歩近づくからです。

でもそうは言っても、好きでもない仕事は正直、嫌です。嫌なことに立ち向かっていくには勇気や根気が必要です。ではどうやってその勇気と根気を自分から引き出せばいいのでしょう。

この記事では、仕事の間だけ、みなさんに変身ヒーローになることをお勧めします。

それが、なりたい自分を見つけられるまで、嫌なことにもつらいことにあきらめずに挑み続ける唯一の方法だと、ワタシは考えます。

1. なりたい自分がイメージできている人はそうそういない

こちらに興味がなさそうな顔で履歴書に目線を落とす面接官。「〇〇さんは10年後、どうなっていたいですか?」と禅問答を仕掛けてきます。

その質問に対して「知らんし」と言いかけたことはありませんか?

絶対にやっちゃダメですけど「そう言うあなたは10年後どうなっていたいのですか?」と聞き返してみたら、案外「オレも知らんwwwww」と返ってくるかもしれません。絶対にやっちゃダメですよ。

死ぬまでに自分がなりたい姿を明確にイメージできている人はあまりいません。ほとんどの人は深く考えたこともないでしょう。だって、別にそんなこと考えなくても生きていけるのですから。

でもそれはワナです。考えなくても生きていける世界の中で考えずに住んでいる限り、なりたい自分には一生なれないでしょう。




2. 今の生活範囲に「なりたい自分」の答えはない

今まで生きて来た世界の中でなりたい自分が見出せなかったということは、そのままそこに留まっていても答えはいつまで経っても見つからないということです。つまりその世界より広い世界に行かなければ、なりたい自分が見つかる可能性はゼロのままです。

あえてウザい感じで言いましょう。そのままそこに留まっていても道が開ける可能性はZEROです。

ただ、酷な話ですが、世の中はワタシたちが今いる世界からそう簡単に出られないようにできています。たとえば大学受験に受かるという苦行を行わなければ違う世界が開けないのと同じで、困難に立ち向かい、乗り越えなければより広い世界には出られないのです。

なりたい自分を見つけるには、つらいことや難しいこと、苦手なことに挑戦していくしかありません。そうすることで、今いる狭い世界を囲む「苦手意識」という壁を打ち破り、より多くの可能性が広がる世界に出ていくことができます。

そんな時、キーワードになるのが「変身ヒーロー」です。

3. 「変身ヒーロー」と「なりたい自分」の関係

変身ヒーローは決して、あなたが「なりたい自分」ではありません。むしろ、本当は関わりたくない面倒ごとや普通の精神では耐えられないような大変な仕事に自ら突っ込んでいくちょっと頭のおかしい人です。

映画館で映画を見ている最中に巨大地震が来たとしましょう。みんなパニックになりそうな精神状態で屋外に逃げようとする中、「みんな逃げて!おれがこの地震を止めてみせるぅぅぅぅ!!」と一人真顔で地面を両手で押さえ始めた人がいるとしたら、それは錯乱状態に陥ったかわいそうな人以外の何者でもありませんよね。

巨大怪獣の突然の出現に人々が逃げ惑う中、一人ウルトラマンとなって立ち向かう人なんてそれと同じです。

何が言いたいのかと言うと、ヒーロー的な勇敢で自己犠牲的な行動は尋常な精神で行うものではない、ということです。狂ったかお酒に酔っているか自分に酔っているのか、とにかく普通ではない状態です。

でも社会には仕事中にそうやって、側から見て「そんなにがんばらなくても」と思うようなことに果敢に挑む人たちがいます。彼らも本当は普通の人なのに。

成功は誰でも手にできるものではありません。誰でも手の届く場所に落っこちていないからです。だから、成功を手にするためには頭を戦闘態勢に切り替えて普段の自分からは考えられない力を発揮し、自分の苦手意識という壁を打ち破っていくのです。

スーツの袖に腕を通したり、ネクタイをギュッと締めたり、腕まくりをしたりするのは戦国武将が鎧兜を装着して出陣したり、狩猟民族が顔に化粧をして狩りに出たりするのと同じで、変身ヒーローが戦うための姿に変身する儀式なのです。

そして、今目の前にある困難(ウルトラマンでいうところの怪獣)に立ち向かうことで成功を手にし(ウルトラマンでいうところの勝利)、もう変身しなくても生きていける、なりたい自分(ウルトラマンでいうところの平和な世界での暮らし)に近づこうとしているのです。

4. 変身ヒーローになるべき理由

みなさんが仕事中に変身ヒーローになるべき理由をまとめると、こういうことです:

  1. なりたい自分がわからない
  2. なりたい自分が見つかる可能性が高い世界へ行くことを阻む「苦手意識」という壁にぶち当たる
  3. 壁を打ち破るために尋常じゃない勇気や根気が必要になる
  4. 「変身」することで壁を打ち破るだけの力を発揮する

アニメや特撮ヒーローものでは、「変身」とは絶賛子供ウケするデザインの全身タイツと仮面をかぶる、物理的な変化を意味します。でも現実世界での「変身」は、メンタル的な変化なのです。

苦手・難しいことを乗り越えるために変身するということは「今の自分は、普段の自分ではない」と自己洗脳することです。というと難しいことのように思えますが、つまりは「デキる男・女に役になりきる」ことを意味します。

欧米文化に比べて日本人は引っ込み思案で積極性が劣っていると言えます。でも、日本人は一度役割や目的を与えられれば精一杯役目を果たそうとする側面もあります。これは、他の文化圏の人にはなかなか無い、とても大きな強みです。

カラオケに行くと、普段の性格など関係なく、恥ずかしがらずに歌ったり、たとえ学芸会で「木」の役をあてがわれたとしてもしっかりと木になり切ろうとします。かぶりものをかぶればちゃんとそのキャラクターがするであろう動きを再現しようとします。

日本人は特に、役になりきるのが得意な人種なのではないかと、ワタシは思います。

だから、仕事中も同じように、デキる人間になり切れば、本人が想像もしなかった実力を自ら引き出すことができるのです。つまり、メンタル的な意味で「変身」することで、どんな壁にも挑める力を発揮することができるのです。

なりたい自分を目指しているのに普段の自分ではない「何か」になり切るのは、一見遠回りのようですが、実は近道なのです




5. デキる人間に見られるようになったら、立ち去る

さて、変身ヒーローとして目の前の仕事に全力で取り組んでいると、やがて周りの人はあなたが本当にデキる人間だと思い始めるでしょう。

これは、あなたの努力が目に見える形で実ったという証です。しかも、デキる人間になり切ろうとするうちにそれまで無かった能力を自然に身につけていることでしょう。

今なら、前の自分には打ち破れなかった壁を壊して外の世界に出て行くだけの力があるはずです。具体的に言うと、より難しい業務に挑戦したり、違う部署への異動願いを出したり、転職したり、自ら事業を興したりしても良い結果に結びつく可能性が高まっているはずです。

つまり、巣立ちの時です。ずっと別人の役を演じていては、なりたい自分は見つかりませんからね。

新たに能力を得たあなたには選択肢が増えているはずです。その増えた選択肢から、「楽しそう」「ワクワクするかも」と少しでも思った進路に進めばいいのです。

仕事もできないのに「アレがやりたいこれがやりたい」と騒いでいては駄々をこねる子供と変わりませんが、仕事がデキる大人が「アレをやろうこれをやろう」と言うと、周りの人はちゃんと耳を貸してくれます。

変身ヒーローとして闘い続けることで実力が付いたあなたを、世の中は特別扱いします。あなたの意志で進みたいと思った方向に進ませてくれるようになります。

6. 変身ヒーローから、徐々に本来の姿のまま闘うようになる

こうして、新天地に移っては変身し、活躍し、新たな能力を身につける一連の変身ヒーローライフを続けていくと、だんだん、わざわざ変身しなくても対処できる仕事が増えて来ます。

それと同時に、自分が本当にやりたいことに少しずつ近づいているはずです。

変身して別人になり切るのではなく、ありのままの自分の姿で仕事をしても問題なく生活できるようになってきたとしたら、なりたい自分の輪郭がかなりハッキリし始めているはずです。

7. マズローの自己実現理論

実は、アブラハム・マズローというアメリカの心理学者が人間が自己実現に向けて成長する過程を1943年に理論化しています。

人間は以下の図にあるように、概ね、原始的な欲求の順に満たしたいと思い、実際に満たそうとしていきます。

(参考:Maslow’s Hierarchy of Needs | Simply Psychology)

この記事をここまで読んでいる方は「なりたい自分がわからない」、「なりたい自分がはっきりイメージできない」といったことについて悩んでいるのではないかと思います。ということは、少なくとも一番下の階層の衣食住にはあまり困っていないはずです。

先ほどお伝えした通り、変身ヒーローとなって目の前の仕事に全力で取り組むと、周りから認められたり、能力が高まって自分に自信がついていくはずです。つまり社会欲求と承認欲求もある程度満たしているはずです。

下から数えて4つもの階層の欲求を満たすのは誰でもできることではありません。あなたはある意味、すでに選ばれし戦士的存在です。

自分に適したことが何か模索しているということは、さらに上の階層、自己実現欲求を満たすというさらに選ばれし者しか辿り着けない境地に挑もうとしているということです。なかなか答えが見つからないのはみんな同じです。

だから焦ることはありません。今まで通り、時に変身ヒーローとなることで生身の自分を鍛えることを続けていけば、いつか必ずなりたい自分になる、つまり自己実現することができます。

注意する点は一つだけです。「ここに留まっていても、もう成長はないな」と思った時、その世界からより大きな世界に思い切って飛び出す勇気を持つことです。

オタマジャクシに脚が生えるように、あなたにも壁を飛び越えるだけの脚力が付いたのなら、今いる世界はあなたには小さすぎます。

 

「なりたい自分」はあなたの器に合った、より大きな世界であなたに発見されるのを待っているはずです。




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