「自分で決められない」優柔不断な人に贈る、直感を磨く方法

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「たぶんコレ!・・・いやこっちかな・・・ でも不安だからどっちも・・・」

服を選ぶ時、行き先を決める時、恋人を選ぶ時、就職先を決める時。白黒はっきりさせるのが苦手でグレーをこよなく愛する優柔不断なみなさん、こんにちは。

正解が無い世の中ですから、決断を迷ってしまう気持ちはわかります。きっと決断力がある人を見て、「なんであんな風に即決できるんだろう」と不思議に思っているのではないでしょうか。

一つ言えることは、決断力のある人々は直感が優れているというより、自分の直感を信じています。それに対し、優柔不断なみなさんは自分の直感を信じていません。

これだけの違いなのですが、人生において、決断力がある人の方が優柔不断な人より有利なのは確かです。

でも直感は磨くことができ、決断力を身につけることができるのも、また事実です。

この記事では自分の直感を磨き、自信をつけ、優柔不断体質から脱却する方法お伝えします。

1. 優柔不断体質の原因

まず、なぜみなさんは優柔不断なのでしょう?様々な原因が考えられますが、一言でまとめると「みなさんが育った環境」が大きく影響しています。

だから、まずお伝えしたいことは、優柔不断になってしまうのは必ずしもみなさん自身のせいではない、ということです。ほぼほぼ環境のせいです。

次の場面を想像してみてください。これまで女子とまともに話をしたことがない男子、A君がいます。なぜ女子と話したことがないのかというと、彼の根っからのシャイさに加え、彼がずっと男子校に通っていたことが原因です。

大学2年生の春、A君に生まれて初めて彼女ができました。さて、彼は人生の初デートでいきなり恋愛の達人ばりに秀逸なデートプランを企画・実行できるでしょうか?

できませんよね。

A君は女子と接する機会がそもそも限られている男子校という環境に長く身を置いていたため、女子と話したりお付き合いする練習があまりできませんでした。彼のシャイさも原因の一部ですが、大部分は環境の影響です。

それと同じで、決断する練習がほとんどできない環境にこれまで身を置いてきたとしたら、決断が苦手なのは当然です。

みなさんがこれまで育ってきた環境は、「決断する練習があまりできない環境」だったのです。

特に日本は、決断力に乏しい優柔不断体質の人が育ちやすい環境であることを、これから説明します。

1-1. 国からの影響

みなさんが優柔不断である原因が、これまで育ってきた環境によるものが大きいことをご理解いただくために、日本という国単位の環境の話をします。

日本は「和」や「平等」を重んじる文化です。「出る杭は打たれる」という言葉があるように、日本では目立つことがネガティブな意味合いを持ちます。

実際に、日本では白い車がやたら多かったり、他の先進国の中でも起業家が少なかったり、先進国の中でも社長の給料が極端に低かったりと、あらゆる分野で周りと大きな差や違いを持つことを嫌い、目立ちたがらない傾向が見て取れます。

“前ならえの文化”

中間所得者が60%の日本では、高所得者や低所得者でいるということは「普通」じゃない、ということです。(世界的に見ると、中間所得者はわずか13%。低所得層と貧困層は合わせて70%以上*。世界的には低所得者であることが「普通」です)

*2011年時点での世界統計 – 参考: http://www.pewglobal.org/2015/07/08/a-global-middle-class-is-more-promise-than-reality/

高所得者になるには起業するといった大きなリスクを取る必要があります。でもそれはつまり、失敗して財産を失うリスクだけではなく、低所得者になり、日本において「普通でなくなる」リスクも大きいという意味です。

日本は地理的に島国です。恋人候補や入学先、就職先、仕事仲間や居住地のことを考える時、海の向こうを考慮する人はあまりいません。身の回りの土地や人が、その人の全てです。

国内で仕事や人間関係がうまくいかなければ「人生終わる」と信じています。国外の方が可能性が何百倍もあるのに。よって、メンタル的にも島国なのです。

でもこうした考え方を持つのは、日本でなくても、島国ではごくごく自然なことでしょう。

アイスランドは日本よりさらに小さな島国ですが、やはり助け合いの精神が強く、また、日本の田舎のように外部の人をなかなかコミュニティーに受け入れないものの、一度受け入れたらもはや家族同然、といった文化を持ちます。

だから、どんなことにおいても、何か決断をしなければならない時、日本の人はまず様子を見ます。

周りの人がどういう決断をするのか様子を見ながら、「よし、大多数はこの方向性なんだな」と確認が取れた時、やっと決断します。それはもはや決断ではなく、前にならえをしているだけです。

前ならえは楽です。自分で、なぜその決断が良かったのか、悪かったのか、考えなくていいからです。

周りがみんなそんな感じだから、みなさんも自然と「前ならえをすればいいんだ」と思い込んでしまい、自分で決められない人間になっていく、といった流れがあります。

つまり、日本はその地理や文化の影響で、周りの人になんでもかんでも決めてもらう、決断力欠如体質の人が育ちやすい環境なのです。

さらに日本は、受験に失敗したり、新卒就職に失敗したりと少しでも周りと足並みを揃えることに失敗すると、すぐに「浪人生、派遣」といった、一生剥がれることのないネガティブなレッテルを貼り付ける文化です。

だから、リスクを取ったり、他の人と違うことをしようという決断をする発想自体、芽生えにくいのです。

決断をしなくても生きていけるということは、決断をする練習をすることなく成長していけてしまう、ということです。サッカーは練習しないと上手くならないように、決断する練習をしてこなければどうなるか・・・わかりますね。

1-2. 教育からの影響

「和」と「平等」をこよなく愛する文化は、学校教育にも浸透しています。

その結果、日本の学校の多くもまた、優柔不断人間製造マッスィーンになっていることがあります。日本の学校教育は、担当教師がよほど熱心でオリジナリティーに富んでいない限り、子供に決断する練習をさせない環境を作り出してしまいがちです。

日本はテスト文化です。学校で学ぶ多くのことを「正解」と「不正解」に分け、点数化するのが当たり前です。高校にも大学にも受験があり、大人になれば会社に英語力のテストを取らされます。

なぜこうなっているかというと、理由は色々あるでしょうが、一つは「何もかも点数化すれば評価を極めて公平に行っているように見え、揉めない」からです。

テストの出来で人間を判断するのが普通な社会では、勉強は人生をより豊かにするためではなく、テストでいい点を取るためにするもの、と考える人が大勢育っても仕方のないことです。実際に日本では、テストでいい点を取らないと可能性が広がらないのですから。

ではこうした環境と優柔不断人間にどのような関係があるのでしょう?

毎日のように長時間塾に通うなどしてテストで高得点を取る訓練ばかりに時間を費やしていると、ある問題が生じます。

テストであらかじめ設定された答えにたどり着こうとするには、当然、頭を使うので、脳の発達につながります。

でも四択問題などの答案ばかり見ていては、学業の外の世界で直面する就職、仕事、転職、恋愛、といった正解の無い無限択問題に対処する力は身につきません

無限択問題に取り組む練習をしない教育が普通なら、社会という実践の場で大きな決断ができない社会人が大勢いたとしてもおかしくはないです。

家でピアノを延々練習すればピアノを弾く技術は向上するものの、人前で発表する経験を積まなければ「人前でピアノをうまく弾く」力がつかないのと同じで、学校の外の世界で迫られる問題に近い練習をしなければ本番で優柔不断になってしまっても致し方ありません。

え?ピアノは弾かないからその例えじゃわからない?OKーーーー!!!

スマホアプリで英単語クイズばかりしていても外国人とスムーズに会話できるようにはなりませんよね。それと同じです。恋愛ゲームでモテモテになったところで現実でモテモテになったりしませんよね。それです。

 

一方、外国を見てみると、大きなリスクを伴う決断を恐れない人が比較的多いように思えます。決断力の違いを見る一つの指標に過ぎませんが、起業家の数を比べてみると以下のようになります。

国別!国民の起業家比率

日本 100人に1人(世界ワースト2位)
イタリア 100人に1人 (世界ワースト2位)
アメリカ 20人に1人
カナダ 17人に1人
中国 10人に1人(世界ベスト11位)
タイ 6人に1人(世界ベスト2位)

 

日本ではキツイ就活という現実がありますが、中国やタイでは、そもそも雇用やチャンス自体が若者の数だけ用意されていません。だから、職が無ければ自分でビジネスを始めるなどして、本当に自分の力で食べていくしかありません。リスクを取らなければのたれ死ぬだけですから、決断力は否応なしに求められます。

アメリカやカナダは土地が広大であったり、母国語の英語が世界共通後なため雇用やチャンスが国内だけに留まらないのが、失敗をあまり恐れない理由の一つなのかもしれません。でもそれ以外にも、学校教育の中で学生間の議論を数多くさせたりと、答えのない問題に取り組ませています。

日本の教育は予め定められた答えに効率よくたどり着く力を重視し、欧米の教育は自ら仮説を立て、それが正解であることを証明したり、論じたりする力を重視します。

たとえ一見間違った答えでも、後から自分の力でそれを正解に変えてしまおう、という発想を持つ教育をさせる欧米で決断力が優れた若者が育ちやすいのは自然なことです。

(「決断力養成」という観点で書くと、日本の教育が悪いみたいな書き方になってしまうのですが、もちろん素晴らしい点もたくさんあります。各文化の教育方針の産物として、日本の若者の基礎能力は世界最高水準ですし、欧米では日本に比べて学生の学力の差が激しいのです。一長一短ですね)

1-3. 優柔不断を克服する意志を持つ

日本社会や教育が決断力を重視しないものですから、みなさんが家庭でも、会社でも、「あなたは親や上司に言われたことをしていればいいの」的な方針の下で育ってきたとしても不思議ではありません。

だから、「優柔不断になってしまうこと」に関して自分を責める必要はありません。でもこれから優柔不断を克服できるかは、みなさんの意志にかかっています。

この記事を読んでいるということは、みなさんは少なくとも「このままじゃいけない」と思っているのだと思います。そうだとしたら、大いに自分を褒め称えましょう。立派な初めの一歩です。

ほとんどの人が、その初めの一歩すら踏み出さずに生きていくのですから。

2. 直感を磨いて優柔不断を克服する方法

優柔不断を克服するためには、以下のステップを踏んで、直感を磨いていく必要があります。

  1. 段階的に難易度の高い問題に挑戦し、直感を磨く
  2. 全く違う種類の決断を直感的にして、成功体験を収める
  3. 自分の直感に確かな自信を持つ

具体的にイメージできるように、ここでは服選びを例に取って、直感を磨く方法を(普通に説明しては面白くないので)ミッションクリア方式でお伝えします。

2-1. ミッション1 :  1周2択3秒で服を買う

たとえばみなさんが、買う洋服をもっとスパッと決められるようになりたいと思っているとしましょう。服は世の中に星の数ほどあるので、最初はどれを選んでいいのかわからないものです。

どんなに直感が鋭い人でも、無限の可能性と無限の時間がある状況では、決断できないことでしょう。人間は、選択肢と考える時間をある程度絞ることで決断が下せるようになります。そこで、服選びの時もまずこれをします。

いつも買っている服と同じ価格帯で、一度も入ったことのない服屋を一つ選び、以下の通りに服を購入しましょう。

“1週2択3秒ルール”

  1. どんな用途の服が欲しいのか考えながら、服屋に「えいやっ!」と入り、店内をグルッと1周してすべての服を見る。
  2. 見た服の中から、買ってもいいと思ったものを2着手に取る。(2着決めるのに優柔不断になるようなら、「お店全体」から「お店の右半分」、「お店の右半分」から「そのまた半分」といった具合に、選択の対象エリアを徐々に狭めて行きます)
  3. 2着を試着してサイズ感や着心地、色合いなどを確認した後、2着を横に並べ、3秒間見比べてから「そいやっ!」と、どちらか一つをレジに持って行き、買う。

このように選択肢と考える時間を制限するのには理由があります。

選択肢が2つだと、Yes or No 問題になりますが、選択肢が5, 6個あると、ランキング問題になります。後者の方がはるかに多くのことを考慮する必要があるため、決断するのに必要な時間も長くなります。

まずは、Yes or No 問題に3秒という短時間で即答できるだけの判断力を身につけなければ、ランキング問題に挑むのは無謀です。

以上の手順で服が購入できたら、次のミッションに進みましょう。

2-2. ミッション2: 買った服の使い方を見い出す

たとえば1周2択3秒で「清潔に見えるデート服」だと思うものを買ったとしましょう。試着して、着心地やサイズ感も確認して購入した服です。

それを実際に着て、家にある他の服と合わせてみます。狙い通り「デートに着て行けて、清潔に見える」組み合わせをひたすら探します。

a. ミッション成功

イメージに合う組み合わせが見つかったとしたら、成功です。

「おれ・私の直感イケてるじゃーーん!」と、自分の直感に対する自信に+1しましょう。季節を変えたり、お店を変えたりしながらミッション1を繰り返し実行し、さらに自信をつけていきましょう。

b. ミッション失敗

イメージに合う組み合わせが全く見つからなかったとしたら、学びのチャンスです。

選んだ2着を試着している間と、2着を並べて見比べていた3秒間、あなたは何を考えていたのでしょうか?

自分が好きな色に近いのはどちらであるか、雑誌などで見た流行りのアイテムであるかどうか等、様々なことを考えたのかもしれませんが、肝心な「今家にある服と合うかどうか」を考えていなかったのかもしれません。

失敗して痛い目を見たので、次は大丈夫ですよね。次は、「今家にある服と合うかどうか」を考えながら服を試着したり、見比べたりできるはずです。

「直感が優れている人」とは自分の強運に身をまかせる人のことではありません。決断を成功させるために必要な観点から物事を見て、瞬時にYes or No と答える人のことです。

優れた決断を直感的に下すには、まず、成功に直結する適切な観点が必要です。そういった観点を持つには、実際に決断をしてみて、痛い目を見て、失敗した理由を考えて、次につなげることが大事です。

この繰り返しで、適切な観点が身につきます。




2-3. ミッション3: 成功するまで失敗を繰り返す

直感的に決められない優柔不断な人は、つまるところ、決断の経験が足りないだけなのです。優柔不断の克服方法は、失敗してもいいから「といやっ!」と決断してみることなのです。

では、何回失敗を繰り返せばいいのでしょう?答えは、直感的な決断をして「成功した」と思えるまでです。

人間は失敗するとヘコみます。多くの人が「これ以上失敗してヘコみたくない」と、一度も成功することなく挑戦を諦めます。だから一生優柔不断なままなのです。

ミッション1と2を何度も行っていけば、次第に服の選球眼が磨かれていき、いつか本当に抜群に清潔感溢れるデート服を購入する成功体験をすることができるでしょう。

2-4. ミッション4: 服選び以外のことで直感的な決断を成功させる

自分に合った服選びに関して自信をつけてきたら、今度は服選び以外のことで成功体験を得るまでミッション1〜3と似たようなことを行います。成功体験を積み上げて自信がついたら、また違う分野で直感を磨いていきます。

なぜこのようなことをするのかというと、服選びにおいてのみ優柔不断を克服するのがゴールではないからです。どんなことでも失敗を恐れずに決断できるようになるには、異なる分野での決断成功を繰り返し、成功条件の共通点を見出すことが重要です。

その共通点をぶっちゃけてしまうと、以下の2つです。

“直感的な決断成功のための2つの条件”

  1. 事前準備を入念にし、どう転んでも自分が得するような状況を作り出してから決断に挑む
  2. 万が一、決断後、イメージ通りの結果が得られなくても自分の力でなんとかしたり、失敗から学んで次の決断に活かす

決断とは、それそのもので成功と失敗を分けるものではありません。事前と事後の行いが決断の成否を決定付けるのです。

これまでの失敗から学んで服選びの直感を磨き続ければ、次にいざ服を選ぶ時の成功確率は過去最高です。実体験を繰り返すことで自らの直感を日頃から磨き続けるのが、次の決断に対する一番の事前準備です。

もしも服選びに失敗しても、服のサイズや用途、バランスを調整したりして工夫すれば、結局どんな決断も正解に変えてしまうことができるのです。

様々な分野や場面で直感的な決断を成功にこぎつけるまで繰り返せば、このことを身を持って知ることができます。自分の直感に自信を持つことができる、ということです。

そうなれば、もう怖いものはなくなります。全ての決断を正解か学びに変えてしまえるのですから。

3. まとめ:直感を磨いて優柔不断を克服する方法

優柔不断になって、結局 YesもNoも選ばず、決断の機会が流れていってしまうのを待ってしまうとしたら、それはまさに愚の骨頂です。良い決断を下すことはおろか、学びを何も得られないからです。

みなさんが優柔不断である原因は、これまで決断を避けてきてしまい、決断の経験を十分に得ることができなかったからです。

でも言い換えれば、これからは何事に関しても思い切って「でいやっ!」と決断して、たくさん失敗していけば、直感が磨かれ、優柔不断を克服することができるのです。いたってシンプルなことです。

やりますか?やりませんか? Yes or No?




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