固定観念デストロイヤー:「有給は取れない・取りづらい」

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有給をもらっているのに使わない。使いたいけど周りの同僚や上司に申し訳ないので使いづらい。

そう思っているのだとしたら、この先を読んでみてください。あなたのその固定観念を粉砕してみせましょう。

この記事を読み終わる頃には、有給を取得することがいかに自分や会社や社会にとって有益で、有給を取らないことがいかにスーパー愚かなことであるかご理解いただけるはずです。

1. 有給を取れないこと = 国家レベルの損害

あなたは親が田舎から送ってくれたお米をひと口、ふた口食べて残りを食べずに捨てる残虐非道の極悪人ですか?

違うと言うのなら、せっかく会社からもらった有給を1日、2日分使って残りをドブに捨てる理由をただちに説明しなさい!!!!!!

親が食べ物を送ってくれるのはなぜだと思いますか?もちろん、子供であるあなたがかわいいからです。かわいいからこそ、きちんと栄養のあるものを食べているか心配だからです。栄養のあるものを食べないと死んじゃいますからね。

全世界のすべての会社が有給を支給することが法律で定められているのは、働く社会人が大事だからです。大事だからこそ、きちんと休んでほしいのです。きちんと休まないと死んじゃいますからね。

あなたが死ぬと親はそれはもう悲しみます。心に大きな穴が空くでしょう。

それだけではありません。国にとっても、働き盛りのあなたが死んだり再起不能なほど心が病んだりしてしまったら、大きな痛手なのです。

“あなたが有給を取れないことで国が被る負担”

  • 働き手が一人いなくなるということは、日本に収められる税金がおよそ2億5000万円減るということです。*1
  • 日本人は休日1日あたり5,000円消費します。あなたが使わなかった有給1日あたり、国の経済活動が年間5,000円分停滞することになります。*2
  • あなたが有給取得に失敗することによって、「有給は取れないもの」という企業風土、ひいては日本の働き過ぎ文化がより強固なものになります。日本全体が有給の取りにくい国に向けて一歩前進してしまうのです。

*1 参考: 生涯「税金」はいくら払うか (http://president.jp/articles/-/433) 2017年 6月24日アクセス
*2 参考:社会人が毎月自由に使える金額の平均は……4万円強! 6割近くが「満足」(https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/10383) 2017年 6月24日アクセス

国の税収や経済、良い国づくりを妨害するということは、最終的に自分が働く会社にも悪い影響が出るということです。
それがわからない、もしくは「そんなのいいから目の前の仕事をしろ」と考えるような上司のビジネスパーソンとしての器は、たかが知れています。

短期の自分の成績しか考えられない人物に大事を成すことはできません。そんな上司はゴミ扱いしてしまってOKです。

ゴミはどうしますか?捨てますよね。人事部に上司のゴミ具合を報告し、指導・配置換えを要求しましょう。

もし人事部が動かないなら、その会社は辞めてしまってOKです。あなたの上司を分別あるマネージャーに育てることができていない・育てる気が無いということですから。

個人の自己犠牲を前提にすることでしか利益を上げることができないマネージャーや会社は、社会の足を引っ張る大変残念な存在です。社員すら幸せにできない会社に世の中をより良くするなんて、不可能なのです。

2. 有給を取らせてくれない上司 = 実力不足

労働基準法第39条にはこうあります:

年次有給休暇は雇入れの日から起算して、6ヶ月間継続勤務し、その6ヶ月間の全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続または分割した10日の有給休暇を与えなければならない。

有給は毎年、もれなく10日以上支給されるものです。ということは、たとえば3人の部下を従える課長であれば、年間10日x 3人分は部下が勤務しないであろうことを考慮して、部下の仕事のスケジュールを組むべきです。

不測の事態を考慮して部下の仕事のスケジュールを立てるのは難しいですが、毎年必ず支給され、その数も正確にわかってしまう、完全に予測可能なことを考慮しないって、アホとしか言いようがないですよね。だから、上司が有給取得を拒むことはマネージャーとしての不出来を自ら露呈するのと同じことです。

例えるなら、せっかく先生が「次のテストでここ絶対に出るからね」って教えてくれたのにそこを全く勉強してこない、もうどうしようもないアホです。

ということで、上司に万が一有給取得を断られたら「なんか有給を取ろうとするワタシが頭悪いみたいに言いますけど、頭悪いのはまごう事無きYOURSELFですからね?」くらいの気持ちを持って人事部に相談しに行きましょう。

3. 有給を取る理由を聞く = 愚問

有給って、リフレッシュするためにある制度なんです。「有給使って何すんの?」などという、有給取得理由の質問なんて「リフレッシュするために決まってんだろ」の言葉をボディブローと共に返してあげたくなるくらいの愚問です。

あなたは、何をしている時が一番リフレッシュしますか?専門性の高いセミナーに参加する時ですか?身内のお葬式に参列する時ですか?

違うでしょう。ゲームを遊んだりデートをしたり子供とお出かけしたりする時でしょう。

「有給を仕方なくとっている」と思わせるためのもっともらしい理由はいりません。くだらない理由の有給取得なんて存在しません。リフレッシュできる一日の過ごし方は人それぞれだからです。

「待っていたゲームの発売日だから休みます」でも、「好きなアイドルのコンサートに行くために休みます」でも、あなたがリフレッシュするという目的を果たせる最善の手段なら、それがベストな有給取得理由です。

政府はバカじゃありません。有給支給を会社に義務付けても有給の使い方を社会人に課さないのは、人間は多様な価値観を持つ生き物だからです。それがわからないあなたの上司がバカなのです。

ということで、上司が有給を取る理由を聞いてくるようなら「疲れを取るためです」と一言だけ返して上げましょう。それ以上の会話は時間の無駄です。



4. 有給が取れるのに取らない = 自分の仕事に自信がない証拠

さて、ここまでお伝えしたことを読んで、「だいぶ強気な考え方だな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ここまで読んだ時点で「でもやっぱり周りに迷惑をかけちゃうし・・・」などと思ってしまい、強気になれないのだとしたら、それはかなり根の深い問題です。

これまで散々デキない上司をメタメタに非難してきましたが、一つ「あなた」に厳しいことを言うと: 有給を取ることに引け目を感じているということは、あなたが日々会社に貢献しているという自信が足りないからです。

契約された労働時間内で今の自分にできる最大限のことを行なっているという実感を持っていれば、休むことを躊躇しないはずです。周りだって、いつも頑張っているあなたに休んでほしいと思うはずです。

そのためには、いい仕事をしなければなりません。いい仕事をするには、スキルを高めなければなりません。あなたは普段からいい仕事と自己研鑽を心がけていますか?

日々、以下のことを行なっている自信が持てているか自分に聞いてみましょう:

“効率よくベストを尽くす働き方”

  • 課せられた仕事を期限以内に完了できるか自分なりに計算してみる
  • 過度の残業を要するようなら、上司に相談する
  • 勤務時間中は、1時間ずつ集中して仕事をする
  • 1時間毎に15分程度脳を休める(同僚と話したり、タバコ・コーヒー休憩を取ったり、業務とは直接関係ない勉強をしたりと、業務とは違う脳の使い方をする)*3
  • 長時間の残業はしない(キリのいいところまで仕事をするくらいにしておく)
  • 残業する代わりに、今の自分に足りないスキル習得に1時間程度費やす(たとえば英語やプログラミングの勉強)
  • 余った時間は趣味に興じてストレス解消をする(ギターを弾いたり、読書をしたり)
  • 仕事が忙しくない時が来たらすかさず有給を取り、繁忙期に有給を消化しなければならない状況を作らない
  • 以上のような習慣を作り、継続する

*3 人間は長時間ぶっ続けで集中することはできません。Draugiem Groupという組織が多くの企業を対象に行なった調査により、52分毎に17分の休憩を取る社員が最も生産的であることがわかりました。EQテストの共同開発者であるトラヴィス・ブラッドベリー教授もこの割合を推奨しています。

あなたが新卒であれ、10年目の中堅であれ、20年目のベテランであれ、上記のような働き方をしていれば、「今の自分にできる最大限のこと」を行っていると断言できます。

仕事は一番効率の良い進め方できっちりこなし、自己研鑽も自主的にちゃんと行い、ストレス発散まで計画的にしているようなら、会社はもう言うことないはずです。上司や会社がそれ以上の働きを要求してきたとしたら、「ならもっと給料を払え」って話です。

100万円でベンツは買えません。「ベンツがほしいなら少なくとも300万円持ってこい」って話です。何か間違ったことを言ってますか?言ってませんよね。

自分を安価な車のように思い、実際の性能も安価な車程度の人間にだけはならないようにしましょう。高級車のような働きを心がける、もしくは目指すことによって、有給を堂々と取れる人間になりましょう。

5. まとめ: あなたが明日有給申請すべき理由

あなたが有給を取るべき理由は、「有給は労働者にとって当然の権利だから」程度のものではなくて、「時折休みながら働くのが人間にとって生産的な働き方だから」です。

あなたが全く有給を取らずに、万が一、身体的に・精神的に参ってしまうと、あなたの会社は生産性の低い労働者を雇い続けなくてはならない状態に陥ります。

新しい人を雇うのにも多くの時間や費用がかかってしまいます。それに比べれば、あなたが1日休むことでかかるコストは微々たるものです。

長い目で見ると、あなたは有給を取ることで会社に貢献しているのです。しっかり休むのも、デキる社員の立派な仕事。そう思って、早速明日の朝、有給申請してきてください。



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