30代の男が集まってボーイズトークをしたら内容がひどかった

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都内某所。中学校から高校卒業までの人生を共にした6人の友人同士がとあるレストランに集まりました。

ワタシがみんなの顔を見るのは約半年ぶり。少し肥えた友人や、前はなかったヒゲを生やした友人、花粉症対策を始めた友人などを目にして、時の流れを感じます。10代だった頃の面影を残しながらも、みんなはもう30代。着実にオッサンになりつつあります

さて、働く職場も異なり、既婚の者、子持ちの者、独身の者と、境遇が異なる男たちが集まった時、どのような会話が交わされるのでしょう?

今回はこの会合の様子の一部始終を解説と共に書き記し、30代男子のボーイズトークのくだらなくも華麗なる実態をお見せしたいと思います。

1. 最初は仕事や家族の近況報告

「おれ、転職したって言ったっけ?」
「おれ、子供産まれるって言ったっけ?」
「今、どこに住んでんの?」

収入が増えたり、職場が変わったり、家族ができたり。ボーイズトークは互いの生活の変化を報告し合うところから始まります。

ある者は証券会社の営業マンに。ある者は翻訳者に。ある者は大手銀行員に。またある者は指導者に。

同じ学校生活の中で育ったはずなのに、みんな違った道を歩み始め、いつの間にか全く違う生活をしています。仕事は共通の話題にはならないため、お互いの現状がわかったところで、健康に関する話題に移行します。

2. 健康について助言し合う

「歯をインプラントにしたらめちゃくちゃ高かったよ 」

「うちの嫁もインプラントしに行ったら信じられないくらい痛かったって」

「歯は大切にしよう」

みんな年を追うごとに生活が安定してきて、「どこどこに海外出張した」といったことも日常と化し、こうした場で話すような変化は健康に関することくらいになってしまいました。

「Y君なんか水中メガネみたいなメガネかけてんじゃん。花粉症対策?」

「おれも花粉症で目がかゆいの」

「おれはまだ大丈夫」

花粉症という、長く苦しむ割にたいした話のタネにもならない病の話題は長続きしません。そしてまだ30代なのでいくつも持病を患っているわけでもなく、健康の話題で披露できる引き出しはみんなあまり持ち合わせていません。

このままでは会話が(早くも)破綻する・・・!

男子グループの中で最も気遣いができる者がこうした危惧をし始めるのが、ボーイズトーク開始20分経過時点です。

3. 結局エロの話題に突入

「そうかそうか、みんな仕事で活躍したり、家庭を持ったり、健康に気を使うようになったんだね・・・!」と自分たちの変化に少し感慨にひたっていた矢先です。

H君が会話のグダグダ感にしびれを切らし、ついに本題を切り出すのです。

で、K君、最近のエロ業界の動向は?

3-1. LET IT GO

H君からの脈略のない質問にも関わらずワタシたち男子グループにおけるエロ界の第一人者であるK君は、さも笑点で司会者に当てられた落語家のように自然に、速やかにこう答えます。

「この前LINEしたじゃん! ¥#%€ちゃん (←ここに新人AV女優の名前が当てはまるはずだが、レストランという公共の場なので実際は「モニョモニョ」と発音する) 

とか、 +%£@ちゃん (←やはり「モニョモニョ」と発音されるので誰のことか具体的にはわからないが、みんな脳内では思い思いの新人AV女優の名前を当てはめまる) がキテるね」

「ほーう そうかー」と、一同。

今この瞬間にどのAV女優の情報が行き交ったのか皆目見当がつかなくても、みんな自分の心のお気に入りがあるのでそれ以上の詮索はしません。

「じゃあおれが教えたサイトは見てみた?40分とか1時間とかの動画が無料で見られるやつ」と、今度はI君が物資の話題から調達の話題へと発展させます。

しかしそれに対するK君の答えは衝撃的でした。

 

ああ、あれはパス。おれ2-3分の予告編が無料でたくさん見られればいいから。

 

この時、K君の言葉が意味することをワタシは瞬時に理解します。そして、彼に対し絶大な敬意を感じる他ないのです。

K君の発言から、以下のことを読み取ることができます。

  • たった2-3分の動画でLET IT GOしなければならないほど、K君は忙しい。外資系金融会社のトップ営業マンに長編動画を利用する時間の余裕はない。
  • 2-3分のダイジェスト動画でLET IT GOできるということは、短い映像の断片を元に動画本編が提供したであろう映像情報を脳内で自分なりに復元しているということ。それも、とてつもないスピードで。卓越した想像力。驚異の演算能力。そして、なんという集中力か。

K君は高校時代、成績は学年トップでした。卒業後はアメリカのアイビーリーグ大学に進学しました。彼の脳がやはり、極めて優れていることがここで再び証明されました。




3-2. 大人の動画に求めるもの

夜はふけ (本当はまだ19:00)、「みんなどんな女優さんの動画でLET IT GOしてるの?」と、誰からともなくお題が出されます。

まずはワタシたちのエロのカリスマ、K君がその問いに答えます。

 

おれは期待の新人をいち早く見つけるのが好きだな。インディーズバンドを応援するみたいに、がんばれー!って。でもBIGな胸は基本中の基本だね。そこだけはブレたことがないよ。

 

彼の言うことに異を唱える者はいません。K君がエロのオピニオンリーダーであるからだけではなく、男はエロ嗜好に関しては多様性を尊重するからです。

次に口を開いたのは、I君。

 

おれは基本、お尻だから。ソート機能で『お尻』もしくはお尻がGREATな女優さんの名前を検索するよ。最近はすごいよね。何百もあるカテゴリーから自分のTASTEに100%合わせて絞り込めるんだもんね。

 

I君の答えを聞き、思わずうなずく者も。

現代のテクノロジーは、男の欲望にも完全対応しているのです。技術の発展に、ただただ感謝の念を抱くばかりです。

続いて、H君。

 

この間S君のスマホのDMMの購入履歴を見せてもらったんだけど、全っ部素人モノだったよ。7回くらいスクロールしたけど全部タイトルに『素人』って入ってた。

本当は素人じゃないのはわかってるんだけど『素人』って設定がいいんだって。

 

それを聞いて、「あ、わかる」と思わず小さな声を漏らす者も。

もういい大人ですから、「素人企画」「街灯ナンパ」などといったタイトルのAVが本当に通りすがりの人と情事に及びそれを撮影しただなんて信じていません。ではなぜそのウソの動画をわざわざ見るのか?

理由は2つです。S君の言葉通り、そういった設定に興奮を覚えるのがひとつ。そして、万万万が一もしかしたら奇跡的に今観ている動画が真実の記録なのではないかという一抹の希望を捨て切れないのが、もうひとつの理由です。

3-3. エロのカリスマ

野生で、獣はより体が大きい生物と対峙した時、体格の違いを目の当たりにして「コイツには勝てない」と判断し、逃げます。

人間も同様に、会社などで知性や実力において圧倒的な差を目の当たりにした時、相手に服従するものです。

男のエロ界においても、エロに関する熟達度に圧倒的な差が生じる場合があり、このことから上下関係が形成されます。

ワタシたちの友達の輪の中では、K君がエロ界のトップに立っています。なぜなら、エロに関する情報の入手が今ほど容易でなかった20年前、ワタシたちの中学生時代からいち早くエロコンテンツに触れ、私たちの誰よりも長くエロを嗜んできたからです。

恐らく、彼に年の離れた兄がいたことが功を奏したのでしょう。幼い頃からエロに関心のある同性が周りにいる環境に身を置き、誰に言われるでもなく、自らエロ界との親交を深めていったのです。まさにエロのサラブレッド。

そんな彼は、自らが得た学びを周りの者に還元しようと、学校のお昼休み中に、ワタシたちにエロについて演説し、エロの世界へと誘ってくれたのを今でも覚えています。

ワタシたちのエロへの憧れの発端は、紛れもなくK君なのです。K君が同級生でなかったとしたら、ワタシたちのエロへの覚醒がいくばくか遅れていたであろうことは言うまでもありません。

それだけ、K君は我々のエロ界において大いなるリーダーシップを示してきました。まさにエロのカリスマ。

3-4. エロの達人は木を見ずに森を見る

洋画と邦画の一番大きな違いが、モザイクの有無です。

モザイクは「肝心な部分」が目に触れるのを妨げる障害であると思う人がほとんどなのかもしれません。

少なくともI君はそう思っているようです。

 

女優さんのお尻が大きいのもそうなんだけど、やっぱりモザイクが無いからおれは洋画の方が好きだなー。

 

その時、ワタシは鋭い眼差しでI君を睨みました。歩きタバコ禁止区域で歩きタバコをする人を見かけた時に思わず表れてしまう表情で。

そうです。「モザイクが無い方が良い」と発言することは、自らがエロ道においてまだ未熟であることを露呈しているのと同義なのです。

I君がこれ以上不用意な発言をしないようにいさめようとしたその時です。エロのカリスマが引導を渡します。

 

いや、モザイクが無いから良い、モザイクがあるからダメっていうのは、違うよ。モザイクがあるからこそいいんだよ。モザイクで隠れているところを想像力で埋めるのが楽しいんだよ。

それに、画面を見渡してごらん。モザイクが隠している部分より、モザイクが無いところの方が広いでしょ。そこから得られる視覚情報を使って、隠された部分で何が起こっているのか想像するんだ。

そっちの方が断然エロいよ。

 

そうなのです。以前、こちらの記事でも熱く語らせていただきましたが、エロとは目で見て得るものではなく、脳内で生まれるものなのです。

肝心な部分がモザイクで隠れていた方が、視覚だけに頼るという愚行に及ぶことなく、想像力を極限まで高めることで、崇高なエロを楽しめるのだと、ワタシは思います。


木を見るのではなく森を見よ。

エロは局部にはありません。人物やその表情と動作、それらから解釈するその人物の性格や感情、さらには場所や、陽の明るさや部屋の暗さなどの状況から察せられる人物同士の関係や状況設定から、ワタシたちはエロを感じているのです。

ワタシはカリスマK君と同意見だったことに、大きな喜びと、少しの優越感を得ます。

3-5. エロにおけるクリエイティビティー

さらに夜は深くなり(本当はまだ19:30)、エロ談義は鉄板のAV・胸・お尻の話題から、ニッチな方に展開していきます。

I君のモザイクに関する失言をいさめたK君は、続けてこうつぶやきました。

 

最近、エロ漫画もいいんだよね。ほら、漫画だとパーフェクトな女体が描けるじゃない?

もちろん完璧じゃない本物もそれはそれで大好物なんだけど、たまに完璧な2Dエロを見るのとなんかグッと来るんだよね。

 

・・・多様性。

エロの世界は多様性にあふれています。胸を見飽きたらお尻を見ればいい。お尻を見飽きたら脚を見ればいい。さらにはエロの題材となる女性の年齢の高低、体格の大小、人種、性格、立場、服装、そして実在・空想であるかまで、実に様々な選択肢が、世の中には存在します。

2Dエロの世界にも、AV界にも引けを取らない広大な大地が広がっているのです。

ワタシはK君が振った2Dエロの話題に対し、自らの想いを押しとどめておくことはできませんでした。

 

ワタシはエロ漫画より、ヤングジャンプとかヤングマガジンみたいな青年雑誌で連載されてるようなギリギリ18禁じゃないセクシー漫画が好きだな。

「これはさすがにアウトじゃないの!?」」ってくらいに青年誌の制約に抵触するギリギリのラインを攻めまくる際どいエロシーンを描く作者と、それをなんとか世の青少年に届けようと出版社から承認を得るために日夜奔走する編集担当者の勇気と情熱と決意のチームプレイが感じ取れてすごく好きだよ。

いつも「なるほどそうきたか・・・!!」って思うもん。ああ、これがクリエイティビティーって言うんだな、って心の底から思うよ。

 

ワタシは特に、以下の3つの漫画から制作チームの強い使命感と常軌を逸したクリエイティビティーをひしひしと感じます。エロを追い求める男性に、そして男性がグッと来るセクシーを理解したい女性にはこれらの漫画は大変オススメです。

 


(うち2つは同一作者)

ワタシはこれらの漫画の作者にはもちろん、直接会ったことはありません。ですが、それでも、彼らとは同じ男として分かり合えている確信があります。彼らは「エロとはなにか」という男性にとって最重要であるテーマに挑み続けています。

しかしワタシが熱い想いを語ったところで、まだエロ道のはるか後ろを歩む未熟者であるほとんどの友人たちは、イマイチ話の内容が理解できない様子でした。

その一方で、エロ道のワタシのはるか前を確かな足取りで歩み行くK君だけは、わかってくれたのです。

 

そこまで言うなら、わかった。Kindleでダウンロードしてみる。・・・必ずだ・・・!!

 

真のクリエイティビティーを持って青少年の夢と希望を背負って漫画を描き続けるエロ界のライオンハートたちのことをK君に知ってもらえたと思うと、ワタシは、K君のエロ思考のさらなる発展に貢献できたように感じ、言葉に言い表せない充足感で満たされるのでした。




4. イボ痔の話でまとまる

中学生の頃からお互いを知っているワタシたちは、今はもう30代半ばに差し掛かってきています。

エロ道を極める気配はまだないものの、健康状態は順調に年相応に変化しています。30代のワタシたちの中には、持病という静かなるモンスターに体を蝕まれている者もいます。

H君が◯君に語りかけます。(プライバシー保護に万全を期すために、イニシャルの掲載は割愛させていただきます)

そういえば◯君。アレやってよ。イボ痔のモノマネ

それを聞いた◯君は、なんら躊躇することなく、すかさず、閉ざした口から舌をペロッと横向きに出しました。

ワタシはそれが何の儀式であるかがわからず、思わず尋ねました。

 

ワタシ:「え、なにそれ」
◯君:「おれのイボ時のモノマネ。ペロッ」
ワタシ:「そんな感じなの!?!?!?

 

想像を絶する光景にワタシは言葉を失いました。◯君のモノマネがイボ痔の特徴を正確に捉えているのだとしたら、穴からピンク色の物体が1.5cmほどハミ出ていることになるからです!!!

◯君は苦しみに満ちたイボ痔との共同生活を、ひょうひょうと語ります。

 

トイレに行って、忙しいからって急いで出そうと思っていきみすぎると傷ができちゃって、そこから悪化してイボ痔になっちゃうんだ。

ひどい時は、普通にスーパーで買い物してる時にペロッて出てきちゃうんだよ。

もう空気に触れるだけで激痛がして、あまりの痛さに歩けなくなるんだー。常にボラギノール携帯してるよ。使う時はね、第二関節まで”#$&%$%$#(生々しいので自粛)

 

・・・家が遠い友人が帰る時間に近づいてきたので、そろそろおひらきの時間です。

この日、一同はある教訓を胸に、それぞれが住む世界へと散り散りに帰っていくのでした。

 

もう、いきむのは止めよう。




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