海外から客人が!アテンド成功に必須の英語フレーズ28選

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海外から客人を迎える日へのカウントダウンが始まってしまいましたね。客人は日本語が話せないから滞在中はつきっきりでアテンド!

「ご一緒させてください」ってなんて言えば失礼がないの?初日はあそこで出迎えて、それからあそこに連れてって・・・移動中の会話はどうしよう!!

外国人のアテンドは、まとまった時間、英語で雰囲気良く話さなければならないので恐怖を感じる方も多いのではないでしょうか。でも大丈夫!!

今回の記事では、きちんと使えれば客人のアテンドが確実に楽になる英語フレーズを音声付きでご紹介します。「アテンドする」の正しい英語表現も場面によって適切に選べるよう、細かいニュアンスの解説もしているので、参考にしてみてください。

こちらで紹介する例では、研究者や大学関係者が海外からの来客のアテンドをする会話の場面を想定します。


インターネットエクスプローラーをお使いの方へ:音声が正しく再生できないことがあります。音声を視聴する際は別のブラウザをご使用ください。

1. 「アテンドする」を意味する4つの英語表現

「客人のアテンドをする」は英語では以下の言い回しで表現します。それぞれニュアンスが異なるので、例文を参考に適宜使い分けましょう。

“a. attend”

同僚と客人を迎える日程の話をしている時などに: I will be attending the guest for two full days.

丸二日、(私が)客人のアテンドをすることになっています。

※ この表現は「お世話をする」という意味合いなので、客人本人へのメールなどで I will be attending you during your stay などと書くと、「ご滞在中はあなたの世話をさせていだたきます」と、まるで客人が一人では何もできないと言っているかのようになり、失礼に聞こえます。

“b. accompany”

客人へのメールなどで: As long as you don’t mind, it will be my pleasure if I can accompany you at the venues indicated in the itinerary.

ご迷惑でなければ、旅程に記載されている会場でご一緒させていただければ幸いです。

※ この表現は「ご一緒する」という意味合いなので、客人本人にアテンドの了承を得る際に使用するのに適しています。

“c. show around”

客人を迎えた時などに: Please let me show you around our campus a little.

キャンパス内を少しご案内させてください。

※ この表現は「案内する」という意味合いなので、特定の場所(オフィス、キャンパス、観光地など)でアテンドする場合に使います。書き言葉より、どちらかというと口語として使われます。

“d. help (to) get around”

クラスメイトと談笑している時などに: We’re expecting three exchange students from Malaysia this summer. I’m going to help them get around during the first few weeks of their stay.

今度の夏にマレーシアから交換留学生が3人来る予定で、最初の数週間は私が彼らの面倒を見てあげるんだ。

※ この表現は「面倒を見てあげる」という意味合いなので、やはり客人本人に対してはあまり使いません。「今度〇〇さんが日本に来るんだよ」というような話の中で、観光地巡りをするために移動手段の手配をしてあげたり、施設の予約を代行してあげたりする、といった手助けが想定される場合に使うのが適切です。

「アテンドする」の適切な英語がわかったところで、実際にアテンドする際に使用する英語フレーズを学んでいきましょう。ここからご紹介するフレーズの使いどころがより具体的にイメージできるように、以下のシチュエーションを想定した例文を用意しています。

シチュエーション:勤めている大学で行われる学会に、ゲスト講演者として海外から教授を招待している日本人研究者




2. 客人を迎える英語フレーズ

空港で、ホテルで、現地で。まずは客人との顔合わせの際に使う英語フレーズを見ていきましょう。

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2-1. 挨拶する

初対面だとしても、客人とはすでにメールで何度かやりとりしているはず。そんな時は次の、in person (じかに)を使った挨拶が自然です。

Dr. Stephy. Nice to meet you in person.

ステッフィー教授。直接お会いできて光栄です。

You must be Dr. Stephy. Nice to meet you in person.

ステッフィー教授ですよね?直接お会いできて光栄です。

2-2. 立ち話をする

いきなり案内を始める前に、その場で立ち止まってちょっとしたスモールトークができるといいですよね。次のフレーズを使うと、当たり障りない世間話を開始することができます。

I hope you are not too tired from your flight.

(これから色々な場所を回るので)長旅でお疲れ過ぎでないといいのですが・・・

Did you have a good rest last night? 

昨晩はよく眠れましたか?

Have you eaten already?

もう食事は済まされましたか?

How has your morning been so far?

今朝はいかがお過ごしでしたか?

2-3. 移動を促す

少し世間話ができたら次は、丁寧に移動を促したいですよね。以下のフレーズを使うとスムーズです。

Well, we’ve got a lot to do today, so why don’t we get going?

では、今日は予定がぎっしりですから、そろそろ参りましょう。

Well, I don’t want to keep you standing around all day, so why don’t we get going?

では、一日中ここにいるわけにもいかないので、そろそろ参りましょう。

3. 段取りを説明する

次に、その日の段取りをあらかじめ確認しておけば、客人は心の準備ができて安心します。

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3-1. 感じ良く段取りを説明する

迎える側が一方的に予定を決めたのではなく、客人の了承を得て段取り通りに進めるという形にすると感じのいい印象を与えます。以下のフレーズを使います。

We’re first going to go to my office to confirm details of your talk, and then go to the conference hall together. Would that be OK?

まず私のオフィスに寄って教授の講演の詳細を確認してから、一緒に会場に向かおうと思いますが、大丈夫でしょうか?

It would be great if I could show you around our campus a little bit before we head to the conference hall.

会場に向かう前に少しキャンパス内をご案内させていただければと思います。

3-2. 選択肢を与える

予定の空き時間など、客人がどう過ごしたいか聞いたり、選択肢を与える場面もありますよね。以下のフレーズを使います。

There is a 2 hour break between the first and second conference. How would you like to spend the break?

最初と二番目の会議の間に二時間の休憩があるのですが、その間どう過ごされたいですか?

We could either have an early lunch or have some tea and eat lunch later. It’s up to you.

早めに昼食を取るか、お茶にして後で昼食を取るか、どちらでも。




3-3. 急ぐ必要を伝える

予定の時間が迫っている時は失礼のないように急ぐ必要を伝えたいですね。以下のようなフレーズを使います。

The conference is starting in 10 minutes. We might want to hurry a little.

会議は後10分で始まります。少し急ぎましょうか。

I don’t mean to rush you, but we should get going soon.

急かすつもりはないのですが、そろそろ出た方がいいですね。

4. 移動中に会話のきっかけを作る

ここでは、移動中に自然に会話しやすい話題を振るために便利な質問文と、さらにその話題から会話を発展させる質問をセットでご紹介します。

“天気の話題を振る質問”

まずは以下の、天気に関する質問で会話のきっかけを作ります。

It’s so hot today, isn’t it? Is it this hot in Frankfurt too?

今日は本当に暑いですね。フランクフルトでもこのくらい暑いんですか?

Too bad it rained today. How’s the weather in Frankfurt this time around?

今日はあいにくの雨でしたね。この時期、フランクフルトの天気はどうですか?

天気の話題から会話を発展させる質問

さらに以下の質問をすれば、自ずと客人の趣味や旅行の話題に入ることができます。

What do you do on days like this?

今日のような天気の日はいつも何をされるんですか?

Have you come to Tokyo this time of year before?

この時期に東京にいらしたのは初めてですか?

相手の現在の関心ごとを探る質問

次の質問を使うと、客人の好みの話題をそれとなく察することができます。

Have you been busy lately?

最近はお忙しいのですか?

関心ごとを深堀する質問

この質問をされたとしたら、なんと答えますか?今仕事が忙しい場合は、仕事の話をするでしょう。家族の行事が立て続けにある場合は、家庭の話をするでしょう。つまりこの質問に対する答えとして、相手は今自分が最も関心のあることを述べます。

相手の返答に応じて、関心のある話題に焦点を当てる質問をしていきます。会話例を二つ用意しました。

1.
A: Have you been busy lately?
B: Yes, I’ve been going around several countries to attend conferences. I was in Belgium last week.
A: Oh, I see. How was your stay in Belgium?
B: It was very productive. The conference I attended was only a day long, but I learned so much from the key note presentation.
A: Who was the presenter?

A: 最近はお忙しいのですか?
B: ええ、学会のために複数の国を回っていました。先週はベルギーにいましたよ。
A: そうだったんですね。ベルギーでの滞在はいかがでしたか?
B: 大変有意義でした。参加した学会は一日だけの短いものでしたが、基調講演から多くを学びました。
A: どなたが発表者だったのですか?

2.
A: Have you been busy lately?
B: Yes, I was busy driving my children to camp last week. One of my sons went to football camp and another went to science camp, and apparently I’m always their driver.
A: That’s a lot of camping. So do you have two children?
B: No, I actually have three. My eldest son went to a different football camp two weeks ago. Imagine arranging all those things.
A: That must be quite a job. How old are your children?

A: 最近はお忙しいのですか?
B: ええ、先週はずっと子供たちをキャンプに連れていて忙しくしていました。息子の一人はサッカーキャンプに行き、また一人はサイエンスキャンプに行き、どうやら私がいつも彼らの運転手になるようです。
A: キャンプづくしですね。ということはお子さんは二人いらっしゃるんですか?
B: いえ、実は三人います。長男は先々週、違うサッカーキャンプに行きました。三人分のキャンプを調整するのを想像してみてください。
A: それはかなりの重労働ですね。お子さんたちはおいくつなんですか?




5. 案内中におもしろい情報を付け足す

施設や観光名所を案内している時、そこに関連する興味深い話があれば共有したいですよね。以下のフレーズを使います。

An interesting thing about it is that… (おもしろいことに、・・・)

二つ例を用意したので、参考にしてみてください。

1. 清水寺を案内している場面で
We’re here. This street leads to Kiyomizu Temple. It’s a little hike to the temple at the top, but the view from there is spectacular. An interesting thing about this place is that there are only two streets leading to the top. In the high season, those streets are so packed with tourists that it’s just like a rush hour train.

着きました。この道が清水寺に続いています。てっぺんのお寺まで登るのがちょっと大変ですが、そこからの景色は最高ですよ。おもしろいことに、清水寺に続く道は二つしかないため、観光シーズンには通勤ラッシュの電車のように観光客で溢れかえるのです。

2. 大学の施設を案内している場面で
This is our library. As you can see, it has a very modern look. An interesting thing about it is that it was designed by an alumnae of our university and according to him, the architecture is a representation of the features of the whole campus but nobody knows how it is so.

こちらが当校の図書館です。ご覧いただけるように、とてもモダンな作りになっています。この図書館は当校の卒業生によって設計されたのですが、彼によるとこのキャンパスの縮図を表すデザインなのだそうですが、おもしろいことに誰もピンと来ていないのです。

6. 食事などの行事に感じ良く誘う

食事やカラオケなどに誘うにも、客人は長旅で疲れているかも・・・でもいい人だから気を遣ってノーと言えないかもしれない・・・

アテンド中、予定にない行事に客人を誘う時、そんな心配をしてしまう時もありますよね。以下のフレーズを使うことで、相手に参加を強要するような印象を与えるのを避けることができます。

If you don’t mind, I’ll set up dinner with some of my colleagues during your stay. Would that be OK?

ご迷惑でなければ、ご滞在中に私の同僚と食事を設定しますが、いかがでしょう?

If you’re not too tired, we are planning to go to Karaoke after this. Would you like to join?

お疲れでなければ、この後みんなでカラオケに行こうと思っています。参加されますか?

7. アテンドの立ち回りを動画で学ぶ

さて、今回は海外からの来客のアテンドで使用する英語表現を28個ご紹介しましたが、「使えそうだな・使いたいな」と思うものもあれば、「違う言い方はないのかな」「自分の状況に合わせるとどう表現すればいいんだろう」と思うこともあったのではないでしょうか。

この流れは・・・わかりますね?

はい、ワタシの著書の宣伝です!!!!!!

ワタシは英語教師を10年、大学や企業向けカリキュラム開発を5年行った経験を活かし、東京工業大学で英語コミュニケーションの講義を開発しました。英語コミュニケーションを最も使うフレーズ単位に分解し、実践練習を通して身につけてもらう設計です。

このプログラムで教えられているコミュニケーションスキルが東工大の学生以外の方にも共有できるように、すべてのノウハウやフレーズを凝縮した実用書がこれです。

理系英会話アクティブラーニング1 テツヤ、国際学会いってらっしゃい〜発表・懇親会・ラボツアー編

 

この記事でご紹介したアテンドに必要な英語表現のバリエーションも豊富に掲載しているので、あなたの発表に合った表現がきっと見つかると思います。

また、英語フレーズを実際に使用するタイミングやニュアンスなどがハッキリわかるように、テクニック毎に会話例の動画をスマホなどですぐ視聴できるようになっています。客人のアテンドに挑む前に内容を一通りおさらいしておけば、ゲストを楽しませられる可能性をグッと上げられます。

出版元の羊土社のこちらのサイトで詳しい情報や章立てが閲覧できます。

ということで本買ってください! そしてグッドラック!

ブログ著者について

Kyota Ko

Kyota Ko (胡 喬太)

日本人と台湾人のハーフ。インターナショナルスクール卒業後、米Davidson大学で学ぶ。英語教師として10年の間に1000人以上のビジネスパーソンや学生を個別に教えた経験を活かし、現在は教材・研修開発とライターの仕事を兼務する。

東京工業大学と羊土社と共同開発した理系のためのコミュニケーションに関する著書「テツヤ」シリーズを2冊出版。また、同出版社の 科学誌「実験医学」と、産労総合研究所の「企業と人材」誌に連載記事を執筆する、コミュニケーションのエキスパート。




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