慢心とは&類義・対義語、使用例 – ポップな国語シリーズ

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慢心(まんしん)とは: 自分の力に自信を持つあまり、油断している状態

慢心の類義語

  • 油断する
  • 天狗になる
  • 自惚れる
  • 逆上せる(のぼせる)
  • 逆上せ上がる(のぼせあがる)
  • 思い上がる
  • 過信する
  • 自信過剰になる
  • 注意不足になる
  • 隙がある
  • 緊張感が欠けている
  • 楽観している
  • 驕る(おごる)
  • 図に乗る
  • 付け上がる

慢心の対義語

  • 虚心
  • 謙虚
  • 注意深い
  • 細心の注意を払っている
  • 慎重
  • 用心深い
  • 用意周到
  • 隙がない

“「慢心」の意味がわかる例文と適切な使用例”

1.彼の自信は次第に慢心に変わっていった

2.一時の成功にいい気になって慢心してはならない

3.彼は自分の天下が長く続いていたことから慢心してしまっていた

4.「慢心」を使ったその他の例文

今回は残念イケメンとゴリゴリ女子のとある一日を見ながら「慢心」の意味と適切な使い方を学んでいきましょう。




1. 彼の自信は次第に慢心に変わっていった

太郎君は中学二年生。マンガとアニメが大好きな、重度の中二病の残念イケメンです。

太郎君には誇りに思っていることが一つあります。そう、自分が学校で一番凝った設定を持っていることに。

太郎君はいつも左手をポケットに突っ込んでいます。理由は、寒いからでもカッコつけているからでもありません。

彼の左ポケットが魔界の入り口であり、彼の手のひらに描かれた賢者ストラスフィアの紋章(二日前に油性マジックで描いたら消えなくなった)でポケットを塞いでいないと魔界の第三層と第四層から無数の悪魔が飛び出し学校を破壊し尽くしてしまうからです。

そんな太郎君はある日、クラスメイトの健太君もポケットに手を突っ込んで歩いているのを見かけます。

太郎君は思います。「くっ…まさかヤツも・・・!」

もしや自分がせっかく一晩寝ずに考えた設定がパクられたのかと心配になり、たまらず声をかける太郎君。

「おい、その左手はどうした?」
「ん?ああなんでもないよ。ポケットの中に穴が空いちゃって気になっちゃうんだよね」

安堵の表情を浮かべる太郎君。

『ふっ 貴様のポケットの中にはただの穴が空いているだけかもしれないが、私のポケットの中には魔界への穴が空いているのだ。やはり私が考えたこのめちゃくちゃかっこいい設定は誰も思い付くまい。ふふふ…ははは…はーっはっはっは!!!』

こうして太郎君は自分が学校一凝った設定の持ち主であることを確信します。しかしこれに満足して、それまで寝る時間を惜しんで謎設定を考えていたのに、やがてお昼休みの時間中に思い付くようなテキトーな設定を作るようになっていってしまいます。

そして後日、太郎君は慢心していた自分の愚かさに気づくことになります。

そう、裕二君という転校生が、天界と魔界の千年にも及ぶ戦いにおいて流れされてきた天使と悪魔の血が封印されし真紅の右目(前日にお掃除をしてたら目にゴミが入っていっぱい掻いちゃった)が暴走し世界に災厄をもたらし混沌におとしめてしまわないように眼帯をつけているという二晩寝ずに考えた設定をひっさげて太郎君の前に現れるまでは・・・!


慢心は自信の一種ですが、自分の身の回りの範囲内で自信が持てることが全世界で通用すると思い込んでいる状態です。

上には上がいることを常に意識しないといけませんね。

例文: 彼の自信は次第に慢心に変わっていった。




2. 一時の成功にいい気になって慢心してはいけない

南ちゃんは大学三年生。昨年、2位に大差をつけてミス・キャンパスに選ばれるほどの頭脳、社交性、そして石原さとみばりのルックスの持ち主です。

『またミス・キャンパスコンテストに推薦されてしまったわ。ふふん この大学の女子のトップに立つのも楽じゃないわね』

今年もコンテストに出場することになった南ちゃん。今年も圧倒的な勝利を飾るために新しい衣装を着て、キメッキメのメイクで挑みます。

彼女はまだ知りませんでした。今年の一年生に極めて高い頭脳と社交性の他に石原さとみとアンジェリーナ・ジョリーを足して2で割ってもう一度石原さとみでコーティングしたような美貌を兼ね備えた美女が潜んでいたことを。

コンテスト当日、南ちゃんは参加者控え室で他のコンテスト出場者と初顔合わせをします。

そして男心がなんとなくわかる南ちゃんは気づいてしまいます。自分が気を抜いていたことで犯した大きな間違いに。

なんと、5,6名の参加者の中に石原さとみとアンジェリーナ・ジョリーを足して2で割ってもう一度石原さとみでコーティングしたような美女がいるではありませんか!

しかし南ちゃんが本当に焦った理由は別にありました。

『しまった…!この子…なんて素敵なナチュラルメイク!!くっ…今朝は油断して女子会に行く感じのキメッキメメイクで出てきてしまったわ!先祖代々語り継がれてきたあの句を忘れたの、南!?』

殿方を 落とすメイクは 七部咲き

そう、南ちゃんはミス・コンテストに出場するというのに、前回圧勝したために慢心してしまっていたのです。

さとみコーティング美女が話しかけてきます。「こんにちは、先輩!今日はよろしくお願いします!」
「え、ええ。よろしくね」

南ちゃんは心の中でつぶやきます。

今日という日ほどベジータ王子の必殺技ギャリック砲を会得して目の前の女子を消し飛ばしたいと思うことはないだろう

・・・

自らの愚かな慢心による負けを悟った南ちゃんはコンテスト開会直前に参加を辞退したのでした。


初心忘れるべからず、ですね。

例文: 一時の成功にいい気になって慢心してはならない。




3. 彼は自分の天下が長く続いていたことから慢心してしまっていた

ここは友情と競争とエロへの執着が渦巻く男子高校。

数少ない若手女性教員のかおり先生の周りにはかまってほしい男子生徒が「先生彼氏いるのー?」などのくだらない質問をしに集まってくる。

そんなかおり先生を取り巻くかまって男子の輪には一切入ろうとせず、涼しい顔で眺める男子がいた。

たくま君は女性に興味がないと見せかけてかおり先生の授業では誰よりも先に教室に入って一番前の席を確保しほのかに香るかおり先生のいい匂いを密かに楽しむのが趣味の残念イケメンだ。

いい子ぶっているように見えてしまうのを恐れて誰も座ろうとしない一番前の席にあえて座り、『かおり先生が動く度にシャンプーのいい匂いが漂ってくるのを知らないとは惨めなクズ共め はーっはっは』と心の中で毎日高らかにクラスメイトたちをあざ笑う残念イケメンであった。

たくま君はかれこれ49日連続でいい匂いを味わっている。今日、お昼休みの後のかおり先生の授業で先頭の席を確保すれば『通算50日連続いい匂い』という偉業を達成する。

たくま君はただの残念イケメンではない。かおり先生に嫌われたくない一心から毎日きっちり宿題も予習もしていつ指されても大丈夫な状態まで仕上げてくる。だから先生からの信頼も厚い。

先生は自分をちょっとひいき目に見てくれている。オレのことがちょっと好きなはずだ。そういった思いが彼を慢心させたのだろう。

いつもは授業開始10分前には最前列の教壇の真ん前の机を確保するところを、今日はなんとなくギリギリの時間に教室入りした。

しかしそれが間違いだった。たくま君が教室の扉を開けると、いつもの自分の席に誰かが座っている。かおり先生に密かに想いを寄せるもう一人の残念イケメン、しんじ君だ。

『なっ…しんじ!!』

たくま君の気配に気付いたしんじ君はゆっくりと振り返った。そして目が合うと、静かに携帯を取り出したのだった。

次の瞬間、たくま君の携帯が震えた。何かと思い、ポケットから取り出すとそこにはしんじ君からのLINE受信通知が表示されていた。

「TSUBAKI」

羅列された文字を一目見て、たくま君は全てを悟った。『・・・先生のシャンプーの銘柄だ!!!こ、こいつ…オレの秘密を知っている…!』

たくま君は知らなかった。実はしんじ君はずっと前からたくま君のいつもの席を狙っていた。心に隙が生まれ、席を明け渡す時を虎視眈々と狙っていた。

もっと早くに気付くべきだった。学校という同じ空間にいて、男子である以上かおり先生の匂いの素晴らしさに気づかないはずがない!!

自分だけが特別だと思い込むなんて・・・しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

不敵な笑みを浮かべるしんじ君によって、たくま君の通算50日連続いい匂いの記録は夢まぼろしと消えたのであった。


ゴールが見えてからが本番と思って、最後まで気を抜かないことが大事ですね。

例文: 彼は自分の天下が長く続いていたことから慢心してしまっていた

4. 「慢心」を使ったその他の例文

・ 太郎君は周りに特別扱いされていたことに少し慢心しているところがある。

・ 南ちゃんは自らが持って生まれた美貌に慢心し努力を怠るようになった。

・ それまでいた優位な地位からの陥落を招いたのは彼自身の慢心だった。




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